無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 26 (MFブックス)

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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046819338

作品紹介・あらすじ

ギースとともに姿を現したヒトガミ最後の使徒、バーディガーディ。
何度でも体を再生させる事が出来る不死魔族の特性を持ち、ラプラスが作った伝説の鎧『闘神鎧』を装備する、最強の相手と対峙することになったルーデウス達一行。
「……分かりました。決闘をお受けします。この場にいる全員で、お相手しましょう」
避けることのできない、死力を尽くした総力戦の行方は? そして、長きにわたるヒトガミとの戦いの結末は……!?
ルーデウスの物語ここに完結!! 
人生やり直し型転生ファンタジー、刮目の第二十六巻!

感想・レビュー・書評

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  • 終わってしまった。最終決戦、しんどかった。読んでてもしんどい。ギースと闘神鎧装備のバーディガーディVSルーデウス組。まあ、ラストは好みではないが(完全勝利が好きなので)、最終章は結構すっきりとした爽やかな読了感だった。
    おまけのアスラ王国人物録やキャラクターデザイン集も良い。
    なんか、知らんまに未完で消えていく良作もあったりして、モヤモヤすることも多いが、こうしてキッチリ完結するって、なんてすばらしいんだろう、と思うわね。

  • 面白かった。
    この物語に出会えたことは、本当に幸福だと思う。
    素晴らしい作品を、ありがとう。

    ◆人生をえがく物語
    「生まれて、死ぬまで」としての人生を書いた作品であり、なにより「生きることの苦悩と喜び」としての人生を書ききった作品でした。
    ごくわずかな時間の中での気持ちの揺らぎ(本巻だと対岸のギースらしき死体の検分をするか否かなど)から、長い期間に対する計画立てや気持ちの変化までを描く。
    ミクロな気持ちと、マクロな観点を凄まじいバランスで書ききっているからこそ、ルーデウスの物語が「人生」と評せるものに出来上がったのだと思います。

    ◆ルーデウスという人間
    ルーデウスの、英雄でないところが好きです。
    彼は、恵まれた才能と環境、そして前世の絶望を糧にした動機があり、周囲から尊敬される能力と人柄へ成長していきます。
    しかし、彼視点で見たときに常に突きつけられるのは、「井の中の蛙」という感覚。
    上には上がいるというやつですね。
    そんな中彼がする行動は、周りを頼るというもの。
    「専門分野は任せろ、その代わり俺の弱い分野は頼む!」というような感じとは、なんか違うんですよね。ミクロなエピソードではあったと思うんだけど、本質的には違う気がする。
    「周囲に支えられて、支え合っている」。多分この言い方がマッチしているような気がする。
    それが彼の生き方のような気がする。
    だから、闘神バーディガーディを倒すシーンも、ルーデウスからバトンを渡されたエリスの一撃になっているのだと思う。
    それは、前世で彼が手に入れられなかったもの。
    そんなところが好きです。

    ◆ルーデウスと家族
    もうひとつルーデウスが好きなところとして、家族を愛しているところ、そしてそれが本当によく伝わってくるところ。
    嫁も、妹も、子供達も、もちろん親も、とても愛していて、行動に示していて、家族に伝わっているんだなと強く実感します。
    そんな在り様とか、各キャラクターとか、キャラ視点での他の家族とか、本当に愛しく感じます。
    言葉を重ねすぎても無粋に思えますが、本当に愛しく、泣けてくる思いがありますね、素晴らしい。

    ◆最後に
    最終巻はもっと総括的かつ論理的に感想を書きたいですが、思いばかり書き綴ってしまいましたねw
    これまでの巻でも、都度整理できるところは整理しつつ、そのとき思っていたことを書いてきたはずなので、それを振り返りつつ、また本作やメディアミックスを楽しんでいきたいです。

    さて、ルーデウスの物語はこれでおしまいです。
    これ以上はまさに蛇足ながらファンとしては気になるところで、その蛇足も一応ちょっと続くみたいですね。
    生ある限りは、これを楽しみにしたいです。
    本作は、物語として素晴らしく、そしてそれ以上にたくさんのものを心に残してくれたと、人生を豊かにしてくれたと、強く感じます。
    本当に、素晴らしい作品を、ありがとう。

  • 完結おめでとうございます。
    ルーデウス・グレイラットの物語は終わっても、この世界の物語は続いて行く感じがとてもいいです。

    おばさん目線で読んでてルーデウスの前世が出しゃばり過ぎに感じてイヤでしたが、アニメ化での視点?が楽しく感じられ、世の男性読者はこんなふうに読んで楽しく思ってるのかなと目からウロコな気分です。

  • 無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 26      シリーズ最終巻、これで全て読み終わった。感想としては、このシリーズは結構面白かった。途中、中弛みと思った巻もあったけど、全体通してみれば山あり 谷ありで楽しく読めた。
    この小説は、ライトノベルの昔からある典型的なパターンで、異世界転生ヒーローもの。私としては、こういうヒーローものは、あまり好きではないのだけれども。
    と言うのも転生物って現世で間違って死んでしまい、お詫びとして凄い能力を授かって異世界に転生するというパターンが多い。結果、主人公は圧倒的に強い!武道が出来て、頭が良く、女性にモテて、両親、友人など周りの人全てが超一流の人達、これでもかと言うくらい全てを持っている。
    こう言う主人公なら、どんな敵でも、そりゃ負ける訳ないよなーと思ってしまう。       でも、このシリーズの主人公は強いことは強いが、もっと強い人や魔神、龍神などゴロゴロ出てくる。しかもこの主人公スケベで、神や人にころころと騙される。ヒーローのくせに、そりゃ情けないだろうと突っ込みたくヵ所も、結構ある。
    このシリーズは大人気で、累計1千万部の発行数があると聞く。
    異世界転生ヒーローものでは、よく読まれ発行部数も2、3千万を誇るものがあるとか。「ざまあ系」とか「悪役令嬢もの」とか、或いは「人間以外の物に転生」するものとかをネットでよく聞くが、こういったオーソドックスな「異世界転生ヒーロー物」もいいよなーと思う。

  • 大団円 
    とりあえず途中から読み出して最終巻まで読んだ。

  • ついに終わりました。最後まで書き切っていただきありがとうございました。

  • ついに終わってしまった。
    長い物語が終わる寂しさと心地よさがとてもいい。

  • 戦神鎧をまとったバーディガーディ、ギースとの最終戦。
    ルーデウスの死と甲龍歴500年の勇者召喚儀式とループ。ナナホシ、シノハラアキト、再生の神子リリア。
    付録でほぼすべての主要キャラのキャラクターデザイン。

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著者プロフィール

岐阜県在住。好きなものは格闘ゲームとシュークリーム。「小説家になろう」の掲載作品に感化され、『無職転生~異世界行ったら本気だす~』のWEB連載を開始。またたく間に読者の支持を集め、掲載から1年足らずで、同サイトの総合ランキング1位を獲得して話題となる。

「2023年 『無職転生 ~蛇足編~1』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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