気になってる人が男じゃなかった VOL.2 (KITORA)
- KADOKAWA (2024年2月27日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046831736
感想・レビュー・書評
-
「気になってる人が男じゃなかった」と判明した後、自分たちの関係を測りかねているあやと、クラスになじめず距離感に葛藤するみつき。二人をつなぐものはやはり「音楽」の力だった──?!
前巻に引き続き、白と黒を浮かび上がらせる鮮やかな緑色の使い方に目を惹かれる。単に演出というだけじゃなく、この物語自体にフィットしている色彩だよね。その色味がのった大判コミックを活かし、大胆な決めゴマでキャラの豊かな表情を描いていく。みつきのふとした表情にぼくまでドキッとさせられてしまう。いやあ、カッコ良すぎでしょ!基本的には音楽一直線で不器用ながら、逃げられない授業中を狙ってあやと筆談するとことか強いッ!「…ゴメン(てへぺろっ)」ってさあ、そりゃ落ちますわ。落下やむなしッ!
一緒に行く予定のライブをあやの友だち・ちづるに譲ったみつき。彼女に対してしっかり悲しいと伝える冒頭のシーンもよかった(ちづるナイス!)。イケメンすぎるみつきにほだされそうになって、「その手には乗らねーぞ!」とツッコミを入れるあやも可愛い。
そんな二人の前に現れる美女・カンナ!譲と過去にワケアリな彼女が入ってきて、キャラも深掘りされていく。二人の間を分けたある決断。「大事なものがあるって怖いよなぁ……」という一言の渋みよ。大事なものがあるほどに、代えがたいものの中で決断しなくてはいけない。それでも、二人とも納得できる道に進めてよかったのかな。
その一方で、進路の話題が出てきたあやとみつきたち。音楽で結びついた二人は、音楽によって道が離れてしまうのだろうか。離別を怖がるあやの小指をそっと小指でつなぐみつき。「行かないよ」とは言わない。でも、音楽ではつながっている。この魅せ方が素敵だった。
修学旅行ではみつきへと歌をお返しするあやの姿がカッコよかった!きれいに歌えなくても、届けたい人には気持ちが届く。学年全員を目の前にして歌うのロックすぎる!あと、真夜中に好きな曲を聴きまくる会はやりたいー!こんな友だち欲しいなあ。
その後、テスト勉強でクラスメイトと親睦をはかるも、そこからみつきの創作意欲に着火!「こんなとき何を聴いたらいいんだっけ?」から自分で作ったろ!になるのがいいね。誰よりも遠い人。でも、音楽でなら誰よりも近い。二人の関係がどうなるか気になる!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
52冊目『気になってる人が男じゃなかった THE GUY SHE WAS INTERESTED IN WASN'T A GUY AT ALL 』(新井すみこ 著、2024年2月、KADOKAWA)
絵は上手いのだが読みにくい。イラストレーターの描く漫画っていう感じがする。
ストーリーの着地点も見えてきたし、次巻で完結か?
〈この曲は 世界を 繋ぐんだよ‼︎〉
-
”気になってる人が、男じゃなかった――” そんな誤解からはじまった〈みつき〉と〈あや〉の不思議な交流。
複雑で、ひたむきで、真摯な愛情は、名前のつけられないままに、音楽とともに疾走していく――。
Xフォロワー98万超、SNSで圧倒的注目を集める女同士の物語、描き下ろしを加えての第2巻。
【宝島社「このマンガがすごい!2024」オンナ編第2位&「次にくるマンガ大賞2023」Webマンガ部門第1位】
前作でもこのこの巻でも、スクールカーストの陽キャのグループに属する大沢あやと隠キャのグループに属する古賀あやが、属するグループの違いそして属するグループに過剰にカテゴライズされ型にはめられる学校に息苦しさを感じ音楽作りに熱中するみつきとただ好きな音楽を楽しむあやの生きる道がズレ始めることですれ違いが出たり心に距離を感じても、音楽で絆を強くするあやとみつきの友情以上愛情未満のロマンシスが、修学旅行や追試のテスト勉強などでますますロマンシス度が増して描かれていて、読む人を毎回キュンドキさせる。
あやとみつき、穣さんとカンナ、音楽が好きで繋がっているふたりの関係性が、絶妙な交錯しているのもより奥行きを青春ロマンシス・ストーリーに与えている。
音楽作りに夢中になり出したみつきとみつきが作るロックの「一番のファン」でありたいと願うあやの関係性は、これからどう進化していくのか、Twitterでの連載が見逃せない第2巻。 -
だいすき
Twitterでずっと追ってる
ほんと絵が最高
キャラも好きすぎる
ストーリーがキュン
最高に大好き -
いい!すごくいい!
かっこいい女の子好き。
そして青春。 -
Twitterの投稿で一際輝いてみえた1投稿4ページの話を好きになってから二冊目が出るまでになっていて嬉しいファンです。
音楽のセンスが好くて惹かれるし、古賀さんの格好良さに惹かれるし、どこが良いとかでなく隙がなく全ページ良い所とか、Twitter出身だからこその良さがここにあると思うし、Twitter出身の方がいいことがあるなんて今まで思わなかったし、あんなに爽やかな雰囲気をタイムライン眺めながら味わえることが新鮮だったし、書籍化した物の方が何倍も胸がキュッてなる。
ページが豊かに彩りがあって、2人を中心に向き合い方が誠実で、どれも絵になるし趣向が溢れているって感じて、つい目が釘付けになる。
ひとつひとつの感情が全部違うものだって一目で感じられるというか、読みやすさもあるのに、本当に描きたいことを描いているって画面に心の熱を感じる。
そもそもニッチな趣味嗜好をとびきりポップにみせたまま、言いたいことで声を挙げている感じが好き。
感想下手かもだけど、この作品が好き。 -
今回も良い!超良かった!美月は進学じゃないのかなぁ…2人がどんな選択をするのか楽しみ。そしてやっぱり美月がカッコいい!!
-
ライブに元々仲の良かった子を代わりに行かせたところから。
せっかくのレッチリのライブに行かないのかーい、と思ってしまった。
外で聴いてるなら1人でも中に入ればいいのに。。
この2人の関係はどうなって行くんだろう?
恋人のようなポジションを望んでるけど、同性なことも意識してるし、推しと1番のファンという関係も満足はしてないみたいだし。
人と人の繋がり方は色々あっていいとは思うけど、何か型にはめて安心したい部分もあるなぁと思いました。
進路を巡ってまた話は変わっていきそう。
続きも楽しみです。 -
洋楽を軸に女子高生同士の友情(愛情)を描く青春マンガの続編。二人の女の子の音楽への向き合い方や進路の違いが出てきて、様々な面でニアミスを繰り返すも、結局音楽が二人を結びつけてくれる。授業そっちのけで作曲に打ち込む姿も、すれ違いに悶々と悩むもどかしさも、もう青春の一言につきる。
尊い(2回目) -
絵がとてもいいんですよね。そして、レッチリって何?ってずっと思っていたのだけど、レッド・ホット・チリ・ペッパーズだということにようやく気づきました(笑)