タネも仕掛けもございません 昭和の奇術師たち (角川選書 476)

著者 :
  • KADOKAWA/角川学芸出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047034761

作品紹介・あらすじ

昭和のテレビ全盛の時代、一世を風靡した、引田天功、アダチ龍光、伊藤一葉らにスポットを当てた奇術師列伝。奇術師の人生を全うすることは困難の連続であった。彼らはそれをどう生き抜いたのか?磨き抜かれた業への執念の原動力とは何だったのか?昭和の時代にタイムスリップして奇術師の人生をたどるなかで、かがやきに満ちた懐かしいあの時代の巧みな魔術の世界を楽しみたい。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館。
    昭和を生きた奇術師4人の半生をつづった1冊。
    奇術に疎かったけれど、楽しく読めました。

    奇術も芸能なんだなぁ、としみじみ。

  • 職業上の要請だろうか、考えてみればマジシャンほど私生活や来歴が明らかにならない職業も珍しい。イリュージョンの引田天功、トークマジックの名人アダチ龍光。スライハンドで世界を制した島田晴夫といった昭和の奇術師の知られざる人生。二代目引田天功、マギー司郎、Mr.マリックといった人たちのルーツがここにある。マジックに興味がある人はもちろん、お笑いや寄席芸術に興味があるなら、絶対に読んでソンはない。

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著者プロフィール

昭和29年12月1日東京生まれ。11歳で初舞台。以来、マジシャンとして活動する。文化庁芸術祭賞を受賞(昭和63年・平成5年・平成10年。うち平成10年は芸術祭大賞)。伝統的な古典奇術「手妻」を継承し、蝶のたはむれ、水芸等を今に残している。著書に、『タネも仕掛けもございません──昭和の奇術師たち』角川学芸出版、2010年、『そもそもプロマジシャンというものは』東京堂出版、2010年、『手妻のはなし──失われた日本の奇術』新潮社、2009年、など。

「2018年 『たけちゃん、金返せ。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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