- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047037120
作品紹介・あらすじ
桶狭間を契機にした自立から今川攻め、家臣離反と亡国の危機に瀕した三河一向一揆、信玄の駿河侵攻と三方原合戦の大敗――若き家康が直面した「どうする?」の決断には、つねに大国武田との攻防があった。息詰まる駆け引きと命運をわけた決断の背景には、いったい何があったのか。膨大な史実を丹念に読み解き、数少ない史料の「点」と「点」をつなぎ合わせながら、立体的に歴史を浮かび上がらせる。2023年NHK大河ドラマ「どうする家康」時代考証担当が、これまでほとんど語られてこなかった家康・信玄の攻防を軸に、戦国史の最前線に斬り込む。
第一章 松平元康と武田信玄
第二章 今川氏攻略に向けた動き
第三章 家康と信玄、今川攻めへ
第四章 不気味な静けさ
第五章 徳川家康、生涯最大の危機
感想・レビュー・書評
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徳川家康と武田信玄の桶狭間以降の関係がよくわかった
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徳川家康と武田信玄の関わり合いについて。徳川家康が一方的にしてやられるわけでもなく、強かに立ち回っている様子が面白い。
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徳川家康の狡猾さ。武田信玄の強さ。戦国時代の臨場感が増します。大河ドラマは役者に魅せられないので視る気にならないですが。
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武田信玄という圧倒的な敵に対して、若い家康が運も引き寄せて、うまく立ち回り翻弄していく様が詳細に書かれている。私の実家の地域の話が多いので、出てくる地名や城に親近感が湧き、面白く読めた。
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桶狭間で義元が討たれたことによりお互い今川領の獲得に動き、うまくいくかに思えた関係。しかし、信玄の外交戦略の変化に伴い、家康との関係も変化していく。織田&徳川の危機も信玄が亡くなり武田軍の進軍が無くなったことにより助かった。信玄があと数年でも長生きをしていたら歴史はどうなっていただろうか?のちに、家康は武田家家臣団を活用し、軍制を刷新することになる。信玄から学んだことも多かったのだろう。