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- Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047037175
作品紹介・あらすじ
今この世界を生き、やがて死を迎え消滅する。あらゆる生命がたどるこのプロセスを仏教はどのように考えてきたのか。死と浄土、世界と聖性をめぐる究極の問いを、親鸞『正信偈』と空海『即身成仏義』に探る。
【目次】 *変更になる場合があります
第一章 インド思想から日本仏教へ
第二章 日本仏教の二つの典型──空海と親鸞
第三章 生命の意味と他者の存在
第四章 親鸞『正信偈』をよむ──死と浄土
第五章 空海『即身成仏義』をよむ──世界の聖化
終 章
感想・レビュー・書評
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親鸞『正信偈』と空海『即身成仏義』を精読し、対比させながら、仏教思想を現代に生かす方法を「神学的」に考える。両者は対極の思想なのかというと、自己否定という点で共存しているといいます。
カルチャーセンター講義の筆録をもとに構成。著者はこれまでも同様の考察を発表されてきましたが、3年ほど前にお身内の方を亡くされたそうで、死に関する言及が凄みを増しています。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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