イチローは「天才」ではない (角川新書)

著者 :
  • KADOKAWA
3.19
  • (3)
  • (6)
  • (17)
  • (4)
  • (1)
本棚登録 : 64
感想 : 8
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047040908

作品紹介・あらすじ

イチローだけがなぜこれほど特別なのか?今季もメジャーリーグ記録を塗り替える!側近たちの証言と独自のデータ分析が明らかにする。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 今読んでもそれなりに面白いですね。

  • 改めて、イチローのすごさがわかる。
    しかし、努力をひたむきにできることも、天才の一種ではないのかと感じた。
    今読んでも色褪せない著作。

  • イチロー選手をデータによる分析、コーチによる証言、他選手との比較を行い、多方面にてその偉大さを述べた本。

    表面だけでは知ることのないイチロー選手の業績の偉大さを知った。

    なんといっても当時の上司に反対してまでスタイルを貫いたこと、圧倒的な努力を継続していること、常に備えてる姿勢に感動した。

    やはり尊敬する人物である。

  • イチローが稀代の一流打者であることを分析した一冊。

    「天才は努力を発明する」と文中にあるが、イチローが稀代の努力家であることがうかがえる。
    そして、常人にはマネのできない孤高の天才だと改めて感じた。

  • 変えれるものと変えることのできないもの。
    内の眼と外の眼をつなげる力が集中力。

  • この本を読めばイチローが天才でないことが分かる。イチローは人よりも何倍も努力しているからこそ、すごい記録を作れることが分かる。(推薦者:経営1年男性)

  • イチローはいつのまにか特別な存在になった。
    数々の記録を塗り替えて、メジャーでも成功している。
    その言動も、他の選手とは異なる何かを感じさせる。

    イチローはどうやって特別な存在になったのか?

    この本はイチロー本人の声はないが、
    彼を取り巻いたコーチらの証言がある。
    それぞれ非常に興味深い。

    それにしてもイチローの動作一つひとつには、
    科学的にきちんと意味があるらしい。
    たとえば振り子打法。
    足をゆったりと上げる動作でリラックスを作ることが、
    次の鋭い動きの準備になっている。
    たとえば構える前に、バットを立てて投手方向を見る動作。
    それは効き目である右目をこれから使うぞという準備になっているという。
    イチローが科学的裏付けをどこまで持っているかは定かではないが、
    経験的裏付けを持ってはいるのだろう。
    それによって無駄のない、そして変わらないルールを作ったのではないか。

    そういう特別な域に到達できたのは、
    そうなりたいという意志とたゆまぬ努力だったのだろうと想像する。
    でも、それができるのが「天才」ということだと思う。

    さて、この本はイチローの本なのだが、
    僕が購入に至ったのは、実は第二章にある長谷川滋利の章が読みたかったから。
    オリックス時代の長谷川については、そんな選手がいることなど僕は全く知らなかった。
    だけど、マリナーズで、英語で話し、チームメートに溶け込んでる姿が印象的で、長谷川のファンになった。
    メジャーリーグに通用するのか?という問いに彼はこう答えたそうだ。

    「問題は、通用するかどうかじゃない。適応できるかどうかなんですよ」

    別にメジャーで活躍するのに英語がなくてもいい。
    野球が上手ければ。
    でも、長谷川は英語で話し、アメリカに生活拠点を移し、その場所に適応している。
    そんな姿が魅力的だった。
    引退したときはもう少しやってほしいと思ったなあ。

  • それがどないしてん?

全8件中 1 - 8件を表示

著者プロフィール

小川勝(おがわまさる)/1942年8月8日、千葉県船橋市に生まれる。千葉県立千葉高等学校、静岡大学工学部卒業。山九株式会社勤務/現在、Ikaruga ICES SGG会員として法隆寺観光ボランティアを行っている/著書に『「開心大連」64歳からの中国滞在記―大連思いつくまま』(近代文芸社)がある。

「2020年 『俺の湾岸危機』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小川勝の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×