国際人の英会話学習法: フランス人もロシア人も中国人もこの方法で話せるようになった! (角川oneテーマ21 B 38)
- KADOKAWA (2003年3月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047041219
作品紹介・あらすじ
国際人の「英語学習法」にヒントを得て実践していくことで、それまで無理だと思っていた英会話が自分のものになる。本書にはそのための基礎トレーニングを満載。中学卒業程度の英語力からスタート可能。
感想・レビュー・書評
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汎用性のある表現「May I have 〜?」を使えば、日常的な会話や頼みごとに困る頻度は減る。このように汎用性の高い表現を使うことが重要。難しい表現を覚えたとしても、すぐ使えなければ、知っていても意味がない。
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May I have ~
を使いまくる。MIH押し。
疑問詞を使ったopen questionは動詞の選択に悩むから,Yes/Noで答えられるClosed quesiton,つまりMIHに落とし込む考え方になるほどと思った。 -
すぐにrespondできなければ、英会話は成り立たない。
そこで、「一本の釣り竿」(定型表現)を常に携えて、使いこなせるようにしておく必要がある。
本書で勧められているのは、 May I have~? 。
これを応用するだけで、①物、②人、③情報のいずれをも入手することができる。 -
わかりやすく、目から鱗な一冊。日本人の語学習得方法は間違ってるのかー。使い回しのきく釣竿一本で会話を操る術、勉強になりました。
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私が読んだ英語学習法本のなかで,唯一役立ったのがこの著者であるスティーブ・ソレイシィの本.この人の言うとおりやっとけば英語が通じる所への旅行で困ることはあまりない.とおもう.
ちなみに,私はこの人の本すらちょっとサボったので,だいぶたどたどしい会話しかできないが.
でもまぁびびって話せない,なんてことはなくなった.
この人の
ネイティブなら子どものときに身につける 英会話なるほどフレーズ100―誰もここまで教えてくれなかった使える裏技
英会話なるほど練習帳―50のフレーズで500通りの表現をモノにする
50のフレーズで500通りの表現をモノにする英会話ペラペラ練習帳
も合わせてオススメ.
英語が超嫌いな私ですら,気に入ったくらいだから. -
* 学習アプローチ ワースト4
1. 英パズル
2. 英語鑑賞
3. ネイティブ信仰
4. まやかし教材
* 釣り竿をもつ
- Would you like ..
- Here's your ...
- a lot of
- You have to .../ You don't have to...
* May I have ... ? ...を渡していただけますか
* May I have that ...? ...をのようにしていただけると幸いです
* May I have 借りたいもの for a minitute ? ちょっとお借りしていいですか
* May I have 見たいもの for a minitute ? ちょっと見せていただけますか
* May I have the time? May I have the time for ...? 今何時かおわかりですか?...の時間はいつかおわかりですか?
* May I have ...? ...をお願いできますか?
* May I have + 聞きとれなかったこと/言ってほしいこと ...をおっしゃっていただけますか?
* May I have いついつ? いついつにしていただければ幸いです.
* May I have 物 いついつ/どこどこ? いついつ/どこどこに...をいただけますか?
* May I have some help 場所/with 物? どこどこで手助けしていただけますか? -
[図書館]
読了:2011/10/7
読むと、TOEIC問題集や、細かい英文法を網羅した参考書を捨てたくなる。
【英パズル】
不定詞の説明のために、I want a chair for me to sit on.「私が座る椅子がほしい」。
「私が座る椅子」ってなんだよ。"I want" は子どもが「ほしいよ~!」と駄々をこねるときに使う言い回しであることさえ知らない人が作った文法書には、こういう無理やりな例文を作って英パズルをさせるような本ばかりがあふれている。
能動態→不自然な受動態への書き換え訓練もその一つ。
# An apple is eaten by me. が不自然であることは読んですぐ分かったぞ…。
in と on を違いを聞き取れるかどうかで正答が決まる、TOEIC。
Test of English for Increasing Complexes というのは言い得て妙。
引っかけ問題を解く力が、どうして国際英語力につながるのだ?と。
必要なのは、英パズルを解く力ではなく「瞬発力」なのだという。
【レギュラースピード】
「瞬発力」とも関係する話。
「英語が話せる」かどうかは、Accuracy よりも Fluency で判定される。
すなわち、細かい冠詞が間違っているとか、went to よりも entered を使った方が適切だとかいったことではなく、レギュラースピードについて来られるかどうか。
ネイティブと話す機会があったら、文法的な正しさではなく、「スピード感覚」を身に着けることを目標にしろ。
【つりざお】
必要なのは魚ではなく、魚を釣るためのつりざお。これさえあれば、レギュラースピードでしゃべれる、ぐんと会話力をあげられる、そういうフレーズを持つ。
作者が日本語を学んだときは「だいじょうぶ」
・Do you have a minute? → 「今、だいじょうぶ?」
・Is this seat occupied? → 「ここ、だいじょうぶ?」
・(食べ物をすすめられて)I'm full. → 「だいじょうぶ」
この本で紹介しているのは "May I have ...?"
【英語鑑賞】
(1) スキットを黙読する。
(2) 教師が読み上げるのをリピートする。
(3) ロールプレイングでスキットを読み上げる。
(4) 「○○さんはこの後どこへ行くと考えられますか?」など、スキットの内容に関する質問に答える。終わり。
こんなのは「英語鑑賞」であって「英語力をつける訓練」ではない!
【単語からセンテンスへ】
英語はセンテンス単位の言語であり、単語をポツポツ言うだけの会話ではとても fluent に聞こえない。
だから、単語を覚えたってFluencyにはつながらない。"May I have ...?" は文になっている。こういう「文になっている」つりざおが必要なのだ。
【トレーニング】
「交渉」のところ。
・そちらの方にしていただきたいのですが。
・できるだけ早く最終契約をお願いできませんか。
・最小100の注文はお約束いただけませんか。
え~、こんなのも "May I have ...?" で言えるの?と、すぐ答えを確認してしまった。これは、【英語鑑賞】にあたるらしい。orz -
英語が話せるということはレギュラースピードで話せるということ。
いいたいことを口に出すまでの時間が長くかかりすぎるようだと英語を話せないのと同じ
May I have.....?を釣竿にする