「夜のオンナ」はいくら稼ぐか? (角川oneテーマ21 B 85)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047100503

感想・レビュー・書評

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  • 普段メディアなどで目にする経済が表の経済だとすると、この本は表には出ない裏の経済を端的に書いた本。
    タイトルに惹かれて読んだが、内容は統計(著者のフェルミ推定を含む)に基づいたデータが並べられて読み応えがあった。
    キャバクラで使われた消費の約半分はホストクラブに流れていた事実は衝撃だったが。。。w

  • 売春の経済。

  • なんかあわない
    血が通ってない感じがして
    また、表面をなぜているだけで
    違うんじゃないかなあ?
    というところが多い気がする。
    なんかその辺で簡単に知ることができるものを集めて、
    書いたみたいな
    その内容自体もそれだけ?
    って感じだし、それに対しての著者の考えみたいなものもないきがして
    なんかひたすら薄っぺらいという印象を私は受けてしまった

  • 気が狂ったか、大学入学当初のプレゼミでビブリオバトルがあり題材にこれを選んだ。奇をてらったんだろう、青い自分よ。

    ホンマでっかTVに出演されていた門倉貴史先生の本分ですかね。ビブリオバトルでは少しウケつつ、内容の説明に入ると女学生方は引いていたような気がします。キャバクラの話とかね。

  • 風俗業界を中心にそれぞれの市場規模を推定し現状を示しているところは興味深く面白かった。ただ、昼クラ、パチンコ、海外の売春組織まで扱い、視点が発散した感があったことが残念。

  • さすが門倉先生、といった感じでしょうか。
    高級クラブのホステスは給料を投資に、キャバクラ嬢は給料を消費に使うというのはなかなか面白いです。どっちにしても経済の循環になっているんだと再認識させられます。

    気になるのが一点。
    そもそも『夜のオンナ』の仕事を無くさなくても良いのかという議論がありません。著者は需要と供給があるからそういった議論はしていませんが、こういった形の女性の社会進出は違うような気がします。他の健全な産業に代替した方が良いのではないか……性の搾取という観点から考えれば、ある程度の規制や環境を整備等、落とし所を決めなくてはいけないと思います。
    水商売だけが女性の働く場所になるようでは健全とは言えません。現実に他の仕事よりも給料が良いからといって、市場規模が大きいからといって、『夜のオンナ』が増えるのは賛成しかねます。

    理想論はさておき、日本の現状として、『夜のオンナ』の市場規模は全体から見ても大きく、改めて驚きます。しかも世界的に見てもその比率は大きく、日本経済を支える重大な役割を果たしている現実は受け止めなくてはなりません。彼女たちの働く環境をより安全に、より快適にしなくてはならないという著者の意見には賛成です。
    僕の評価はA-にします。

  • TVで活躍している門倉先生が書いた本。さすがに、アングラの経済学の専門家の書籍ゆえに、他の風俗ルポとは違い、経済効果や市場規模などの言及が多い。
    ただし、調査母数が少ない、他の調査からの引用と推定など、信頼性には懸念が残る。
    「体当たり系」のライターとコンビを組めば、さらに奥深い結果が得られるのでは? と感じた。

  • データが不足してる業界なので、推計することに価値はあるけれど、大胆すぎるような。あと「夜の世界は稼げる」って前提に基づき過ぎてる。無駄遣い、高級取りというイメージはちょっと古い気がする。

  • ■内容 ( アマゾンから引用 )

    違法!?合法!夜の仕事の儲けのしくみ。地下経済の規模と秘密も一挙公開。


    ■内容 ( アマゾンから引用 )
    キャバクラ嬢の収入の内訳、「 昼クラ 」 へ向かう主婦の稼ぎ、ソープランドの個室製作費用…。ギリギリの女たちが手にする、客から受け取ったお金の行方は? 夜の仕事の儲けのしくみと、地下経済の規模と秘密を一挙公開。

  • 合法・非合法も含めた、非フォーマルな経済活動を「夜のオンナ」に象徴し、その規模を見積もる。なかなか見ることが無さそうな、データやエピソードが集められている。厳密な統計ではなく、仮定の条件下での試算だが、中には兆の単位に達する業態もある。昼間の経済活動でオトコが稼いだ金が、夜のオンナの財布に入り、翌日またブランド品や旅行や高級食材に消費されるという、昼夜のマネー循環がマネー見てとれる。

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著者プロフィール

神奈川県立横須賀高等学校出身。慶應義塾大学経済学部卒業。浜銀総合研究所入社。1999年日本経済研究センターへ出向。2000年シンガポールの東南アジア研究所(ISEAS)へ出向。2005年6月まで第一生命経済研究所経済調査部主任エコノミスト。2005年7月からBRICs経済研究所代表。2007年同志社大学大学院非常勤講師。日本で初めて地下経済の研究に取り組み、地下経済に関する著作も多数発表している。またワーキングプアの啓蒙書も多数発表。BRICsに続く経済発展が見込まれる国々として、ベトナム・インドネシア・南アフリカ・トルコ・アルゼンチンを総称したVISTAという造語を提唱した。

「2018年 『日本の「地下経済」最新白書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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