花は後宮にあり! (ビーズログ文庫 た 1-6)

著者 :
  • エンターブレイン
2.89
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本棚登録 : 41
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047260146

作品紹介・あらすじ

初恋の少年は後宮内で死んでいた-!?借金返済のため宮女見習いとして後宮入りした露露。彼女の野望は都で初恋の少年"楊寒月"を探すこと!…だったが、入宮早々に聞かされた不可思議な事実-"楊寒月"とは宮内で死んだ女で禁忌名-に衝撃を受ける。見失った初恋の行方、相次ぐ仕事の失敗に落ち込みながらも露露は類稀なる嗅覚を発揮、次期国王の窮地を救って昇格!だが、ようやく傷心が癒えた頃、昔の面影を残した"楊寒月"が現れて-!?謎めく後宮ファンタジーが花開く。

感想・レビュー・書評

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  • 主人公の身勝手な行動にとにかくげんなりしてしまった作品でした。
    やるなと言われたことを、とにかくやる子。
    人の忠告を聞かない子。
    で、その身勝手な行動が、のちのち事件を解決させる……というふうになってしまっている。
    「こういうエピソードを持ってきたい」から「こう動かした」というのが見えているような、そんな作り方に見えました。
    ハーレム系少女小説にありがちなのですが、周囲の男性陣が主人公に惹かれていく理由が、やっぱりわからなかった……。

    いちばんイラッときたのが、医局を訪ねたときのこと。
    この帳面に書いてないことについては自分達もわかりかねるよ、というようなニュアンスのことを伝えた医局の人間に対して、向学心がないだの知的好奇心がないだの書かれていたのですが……。
    主人公はどうして、その一瞬の遣り取りで、相手にその手の向上心がないことを見抜いたのでしょうね……。主人公ageのためのエピソードなのでしょうが、どうしてこの子はこんなに傲慢なのだろう? という感想しか抱けませんでした。

  • 読み始めは、露露が勝手に人のご飯食べちゃったり、後宮という場所におつとめにいったとは思えない言動に、かなり読み進むのに苦痛を感じるくらいでしたけど、半分くらいからは、普通に読めるようになりました。

    といっても、後宮で亡くなった正妃の死を秘密にしておけたり、男か女か分からないのが後宮にいたり、王子が女の子のふりして後宮にいたりとか、ちょっとありえない設定が多くて、違和感を感じまくりですけど・・・。

  • 読んでいくうちに辛くなる。
    主人公が馬鹿すぎるし、展開がおかしい所も多々あって、読みづらいし、読み終えても腑に落ちない。
    死ぬから(薬の)蓋を開けるなと言われても好奇心で開けようとするし、微妙に開いたところで抑えられた手を恨めしく思うとか....
    友から散々、言わないように念を押されてた事もペラペラと言ってしまう考えなしだし....
    人の物を勝手に食べるし(謝らないのがまたこの主人公らしい)。
    よくこんな奴(主人公)に惚れたよな....。

  • 『後宮小説』の劣化版って感じ……
    でもまあ、宮女の職業がいろいろあるとか、香りをモチーフにしてるところとかは面白かったです。
    あと、タイトルセンスがいいですね~

  • 絵買いしたら、高丘先生の本だった。
    好きだ。

  • 初恋の少年が後宮内で死んでいた──!? 借金返済のため宮女見習いとして後宮入
    りした露露。彼女の野望は都で初恋の少年 “楊寒月”を探すこと!……だったが、入
    宮早々に聞かされた不可思議な事実──“楊寒月”とは宮内で死んだ侍女で禁忌名
    ──に衝撃を受ける。見失った初恋の行方、相次ぐ仕事の失敗に落ち込みながらも
    露露は類稀なる嗅覚を発揮、次期国王の窮地を救ってまさかの昇格! ところが、
    ようやく傷心も癒えた頃、昔の面影を残した“楊寒月”が現れて──!? 謎めく
    後宮ロマンファンタジーがいよいよ花開く!!

  • いい意味で予想を裏切り続けて面白かったです。

  • この作者のシリーズは、大抵一巻の半ばで「ああ、ダメだ」と思って投げ出し、また新たなシリーズが始まると買う、ということを繰り返しているのだが、今回は割りと当たり。王道な展開で、それなりに楽しんで最後まで読めた。
    何でだろう。ヒロインかな?

  • 推理小説ではないですが、最初に「こいつが例の人物に違いない!」と思った人がそうじゃなくてあれ?と肩透かしをくらい、ええ?ええ?でさくさくと読み進めた。面白い設定だ、たぶん続きもあると思うので楽しみにしておこう。わかりやすい伏線ににやり、とな。

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