ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! disc4 (ファミ通文庫) (ファミ通文庫 た 8-1-4)
- エンターブレイン (2010年1月30日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047262881
作品紹介・あらすじ
俺こと都筑武紀は突如訪れた新たな危機に戦慄していた。幼馴染に起こされ迎える朝、家族揃っての登校、そして校内一の美少女との学園生活。いつもと変わらない、愛すべき世界…のはずなのに、違う。こんなのは…俺じゃない!自らの手により崩れゆく理想の世界で、なんとか打開策を見出そうとする俺だったが-おい、これでまだ"世界改変"の途中ってことはないよな?選択肢無限の真世界を奔走する、青春ADVノベル、待望の第4弾。
感想・レビュー・書評
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今回はヒロインが記憶を失い元主人公に寝取られるお話。
今まで主人公だったのにモブに降格して落ち込む都筑武紀。自暴自棄になり伊藤ゆうきと高橋愛子に迫り三角関係勃発。
と冗談はここまでにして。
以前までとは違い最初から諦めない武紀はカッコよかった。記憶をなくしたヒロインたちに疎まれながらもめげず立ち向かう。
理恵の記憶が戻ったところは思わず目頭が熱くなった。
元主人公の真田正樹も中々良いキャラでした。
世界の謎にも迫りつつ目が離せなくなってきた。
そして今回の見所はやはり高橋愛子。
今までも可愛かった愛子だが4巻では更に可愛い。武紀を自分の部屋に呼んだり、出会いの時のことをほのめかしたりと、ヒロインの座を奪いに来ている。周りが性格の良いキャラばかりなので、逆に愛子のツンデレが際立ち良い立ち位置にいる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
9784047262881 315p 2010・2・12 初版
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何だかようやく(?)主人公らしくなった気がした。個人的には高橋さんルートでいいんじゃない、とも思えるように(笑)
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話が込み入ってきました。高橋さんが気になる。
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キター!!
面白くなってきました。
結果にかかわらず、努力している主人公が好きです。
そう譲れぬところでの殴りあい、そして相互理解。
こういう王道が大好きです。 -
どんなゲームでも、主人公=自分自身と投影してプレイするのですが、では、その主人公が現れてしまったら?
今まで自分に向けられていた好意が、設定が、すべて持っていかれます。主人公に。
そして自分は、脇役へと追いやられ・・・
投影したギャルゲー世界を描く『ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!』 のdisc4は、本来の主人公が登場すると言うダブルキャスト?とでも言いましょうか。
奪われた立場たる本来の主人公『真田正樹』と、投影した世界を奪われた本作の主人公『都筑武紀』
そして、世界は新たなる「設定」を上書きされ、大きく歪んでしまう。
真田正樹を主人公とした世界へと。ただ一人を幸せにする世界へと。
それは武紀が望んでいない「みんなを幸せにする」世界とは真逆の考え方。
リアル主人公との対立は予測していましたが、なるほど、こう来るかと言う見せ方が面白かった。
今巻は、今まで以上に武紀の成長が伺えたところが見られます。
加えるなら、高橋の態度も「ああ、そうか」と思えて、なお面白い。
さて、今回気になるキーワードが出てきまして
・希少性因子
・関係崩壊因子
どうやらフェアリーテールシステムは、何らかの実験を行っているようです。
もっとも、個人的に気になったのは『高橋愛子の妹』たる『暎那』嬢です。
それが何か?(笑)
・・・彼女もフェアリーテールシステムに"何らかの"関わりがある模様。
と、いうことは、彼女って本当に高橋の妹?