B.A.D. 2 繭墨はけっして神に祈らない (ファミ通文庫) (ファミ通文庫 あ 11-1-2)
- エンターブレイン (2010年3月29日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047264441
作品紹介・あらすじ
「まぁ、どちらにしろ、退屈な話だけれどね。ボク好みの要素なんて欠片もないよ」欠伸をしながら黒いゴシックロリータを纏った少女・繭墨あざかは言った。"動く落書き"の犯人を捕まえる。いつも通りの馬鹿げた事件は、僕と繭墨を異能の一族・水無瀬家の誇りと絶望と裏切りの渦中に巻き込んでいく。自らの矜持のため、人の命を踏みにじる彼らに僕は怒りを覚えるが-。残酷で切なく、醜悪に美しいミステリアス・ファンタジー、大反響の第2弾。
感想・レビュー・書評
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1巻は繭墨のご挨拶、今回は異能の家を高みの見物。主要キャラが一通り揃った感じがする。水無瀬一族の過去の尻拭いを現当主1人に任せる、繭墨が退屈がるのも分かる。個を取るか、多を取るかの選択はどちらも間違っていないが、正解でもないような気がする。個人的に1番怖かったのは七瀬七海だと思う。
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動く落書、があるという依頼を受ければ
次に始まったのは、血がない死体。
墨と意志の強さだけで、力をふるう事ができる家。
そんな家の離脱者から命を狙われている、らしいけれど
本人はのんびり。
いや、彼女が焦ったら、それはそれで怖いですけど。
変な人は出てくるわ、変な人はいるわ。
力を持っている時点で、変な人、のくくりに
入ってしまう気もします。
金魚好きな人は、一体何のフラグだったのでしょう?
あれなのか、別なのか、また次回なのか。
『金魚』達も、これからどうなるのか。
すべてを捨てても、後悔しても、大事なものを取った彼。
満足だっただろう、とは思うのですが、問題はその後。
確実に『駒』になってしまったようですが。 -
一巻とは異なり、別の異能者一族とその裏切り者との話がメインでした。失われた人を取り戻す為に神を作ろうとする狂気、決して許されない事ですが共感できます。
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繭墨家と同じく異能を操る家系である水無瀬家から離反者が出てしまい、あざかのもとに依頼が持ち込まれます。
小田桐は、前巻で登場した少年・嵯峨雄介(さが・ゆうすけ)とともに、ストリート・アートを動かす能力を持つ少年・幸仁(ゆきひと)を取り押さえます。このことがきっかけとなって、あざかたちは水無瀬家の当主・水無瀬白雪(みなせ・しらゆき)の依頼を受けることになり、水無瀬家のお家騒動に巻き込まれることになります。
白雪や、小田桐の下宿先の孫娘・七瀬七海(ななせ・ななみ)のキャラクター造型がライトノベル的で、前巻に比べるとかなりコメディの方向に振ってきたという印象です。もっとも個人的には、こういったテイストの作品の方が好きなので、楽しんで読むことができました。 -
「まあ、どちらにしろ、退屈な話なんだけれどね。ボク好みの要素なんて欠片もないよ」欠伸をしながら黒いゴシックロリータを纏った少女・繭墨あざかは言った。゛動く落書き゛の犯人を捕まえる。いつも通りの馬鹿げた事件は、僕と繭墨を異能の一族・水無瀬家の誇りと絶望と裏切りの渦中に巻き込んでいく。自らの矜持のため、人の命を踏みにじる彼らに僕は怒りを覚えるが――。残酷で切なく、醜悪に美しいミステリアス・ファンタジー、大反響の第2弾!!
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内容…★★★
人物…★★★★
文体…★★★
お腹痛くないけど、小田切くんが辛い。
なんか場面転換が多いというか、短編集読んだみたいな。 -
1巻よりもかなり良い。元々世界観と雰囲気は素晴らしかったし、素直に面白かった。
これは3巻も読みたくなる。 -
ミステリアス・ファンタジー2巻! ダークでドロドロしているけど耽美で魅力的なダークライトノベル。繭墨さんが素敵です。あとやっぱり主人公モテるのね。
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普通に面白かったが、一巻を読んだ時の感動はなかった。
相変わらずチョコレェトが食べたくなった。
一巻と比べて、服装についての描写が増えたのはゴスロリ愛好家として嬉しかった。 -
醜悪に美しいミステリアスファンタジーの第2弾。
1巻を読んだ時にも思ったのですが、自分自身は異能とか血生臭いものとか好きじゃないということとkonaさんの描く繭墨あざかがすごく好きということ。
今回もそれ以上の感想はなかったなぁ。