- Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047269996
作品紹介・あらすじ
面堂朗は未来の音が聞こえる。ただし、7秒後までの。そんなビミョーな力でも異能は異能。朗は好奇の目を恐れ、世間に対し心を閉ざすようになっていた。だが、転校先の高校で出会ったのは壊滅的な運動神経をもつ美少女・酒多さん。彼女がアクシデントに見舞われるたび、7秒後の悲鳴が聞こえてきて…。彼女を事前にフォローできるのは俺だけだ!と酒多さんから耳の離せない日々が始まる-!ちょっとダメな女の子を応援する青春ラブコメ、スタート。
感想・レビュー・書評
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文章的には読みやすい。主人公のそれなりに取り柄のある個性も悪くはない。料理ができるだけだが。
ただ、主人公が恋愛に対してうだうだしていてはっきりしないのがイライラする。
主人公、ヒロインともにほとんど無条件で相手のことを好きになってるあたりも、いかにもラノベだが現実感がなくてつまらないな。
最初から相手のことを意識しまくってるし。もっと色々なきっかけと紆余曲折を経て好感度を高めていく、みたいな描写のほうが面白いと思うんだけど、ラノベの場合はそうはならない。初めから主人公とヒロインの組み合わせ、相性、好感度が決まっていて、めんどくさい途中経過が描かれることがほとんどない。ラノベの恋愛描写って壊れてるよなぁ。
で、肝心の「7秒後の音が聞こえる」という異能だけど、これがまた中途半端すぎる。役に立ちそうでたたない。
それでも無理やり生かす道はいくらでもあるだろうけど、なんというか、わざと使えない能力にして物語の幅を狭め、作者が楽をしてると感じる。
まあ読みやすいし、普通に読めるけど、あんまり意外性はないし、退屈かなー。
2巻に入ってますますつまらなくなってきた。物語に縦筋がなく、主人公はひたすら女のことばかり考えてる。辟易。
全然、異能も活かせてないしなぁ。ひどいなこれ。
ほとんど読み飛ばした。2巻ラストで異能を失って次の巻へ・・という展開だけど、期待感がまったくない。
最終巻まで読んだけど特に感想はない。時間の無駄。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
9784047269996 254p 2011・1・5 初版
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7秒後の未来の音が聞こえる主人公と壊滅的なドジっ娘ヒロインのゆる~いラブコメ。
読後に思ったことは、この主人公の特殊能力がほとんど活かされてなく、展開は王道というよりありきたりになってしまっている。
このありきたり感を打破するならあと2つぐらいギアをあげないと難しそう…。
でも、ゆる~~いラブコメが好きな方なら楽しめる感じはある。
キャラは、酒多さんの友達の縁ちゃんが面白い。
主人公をののしる時の言葉のチョイスは読んでいて楽しくなります。 -
超能力者が自分の能力を隠しつつ、天然さんを助けていくお話。
7秒後の音が聞けるという発想が素晴らしい -
これって、いわゆる、残念系のラブコメになるのか?
ドジッ娘と未来聴の掛けあわせは、ネタ的に好み。イラストがぴったりなので、★プラス。