四百二十連敗ガール (ファミ通文庫)

著者 :
  • エンターブレイン
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047286542

作品紹介・あらすじ

『聖シンデレラ学園』-超絶美少女が集められたその聖域に、希少な男子として合格を果たした石蕗ハル。しかし、入学早々『蟯虫齧り虫』という蔑称を頂戴し、早くも彼の青春は暗黒の中へ!そんなある日、ハルが出会った麗しき妖精。彼女こそ、デレ園最凶の美少女・毒空木美也子。彼女との出会いが、ハルの学園生活を変えていく。そう、暗黒から-地獄へと!第14回えんため大賞"大賞"、1/420のベストヒロインを探す、大惨敗ハートブレイクラブコメ。

感想・レビュー・書評

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  • ファミ通文庫にしてはわりと普通な
    登場人物の個性極端に振り切れたライトノベルらしいコメディ
    あらけづりなのはとりあえず置くとしても
    主人公とメインヒロインは良いけれど
    周囲のキャラクタがやや力不足か
    『うる星やつら』とか参考にするとよいかも

  • 主人公のツッコミが叫ぶばかりでちょっと苦手。
    美少女ばかりを集めた学園で、主人公に付き合いたくないワースト1位と告げられたヒロイン。その他の女子全員から主人公が振られれば自分しか候補がいなくなると考え、次々と主人公に告白させていく逆転の発想。
    暴力的で滅茶苦茶なヒロインだけど個人的にはむしろ良い。
    本気の愛情に裏打ちされた重たさとわがままが好き。
    ルート入り過ぎててあんまり続けられなさそう。

  • 好みは別れるけど、しっかりまとまってる感じ。

  • ツッコミや叫びが多く、ギャグ重視の中高生を狙った本だと思った。

    もうちょっとヒロインの暴力が少なめだと、好印象になると思う。

  • ギャグ作品としてみた場合は、(人を極端に選ぶ作品ですが)大成功。ラブ要素を見た場合、ヒロインの魅力がほぼない。

  • もぎとり系ヒロイン。
    たまには頭からっぽにして読んで楽しめるものもいいね。

  • 勢いがいいし美也子もふつうにかわいかった

  •  はじめて「ライトノベル」という物を知ってから30年あまり。微々たる数とはいえそれなりに作品を読んできたつもりなんですけど、一定の周期で「こういう作品」が登場するんですよねぇ。
     つまるところ「言葉だけじゃ説明しきれないほど、物凄いパワーを秘めた作品」って言うのが。
     それがまさにこれ。第14回えんため大賞受賞作は、近年まれに見る「物凄いパワー」を秘めた作品でした。
     とにもかくにも冒頭から終わりまで、良くも悪くも「ブッ飛んだ」作品といえば……近年では「ニャル子さん」とか、さらに前になると「バカとテストと召喚獣」とか。あの辺りを思い起こすかも。
     けど、それでも「パワーのみ」で言うのであれば、それらの作品をも遙かに凌駕するかも……とにかく、読了後の疲労感が半端ない。
     その原因は、ヒロインのみゃーこの破天荒すぎる行動・言動・パワーに読者が有無を言わさず引っ張られるからでしょうか。
     話としては、ほんと。よくある「ラブコメディ」だし、もっと単純にいえば、

    1.ヒロインは、主人公くんが好きでコクる。けど破天荒すぎる行動や暴力が嫌いでフられる。
    2.「一番嫌いだ」と言われたヒロインは「自分以外の女の子全員に嫌われれば必然的に自分しかいなくなる」という思考の下、主人公に「全員告白ツアー(略して『全告ツアー』)」を強要。
    3.主人公。使い捨てヒロインたちにフられまくる。
    4.最後の一人だけ紆余曲折を経て「ヒロインの初めての友達」になるが、とある理由から退学の危機に陥る。
    5.主人公くんが身を挺してかばい、問題解決。見事に三角関係構築。

     という内容なんで「ストーリーを楽しむ」という作品ではなく、1にも2にも「キャラクターを楽しむ」まさに「キャラクターノベルの典型作品」でした。
     感想としては、正直「まあまあ」といったところ。
     けど、ヒロインがあまりにも行動的&暴力的なのがマイナス。
     それはもう「ツンデレ」とかそんなレベルじゃなくて、ただただ暴れているだけの「暴君」でしかない。
     けど、その一方であまりにもストレートすぎる姿勢のせいか、あまり殺伐とした空気というか、読んでいて「嫌な物」は感じさせない。そういうところは「お見事」と正直に思います。

     けど、長年の経験から言わせてもらうと「一発芸」の域を出ないかも。なんだかんだ言いつつ「相思相愛」だし、これほどのパワーをいつまで保つことができるのか? 疑問に感じると同時に、そのパワーにどれだけの読者が振り落とされずについて行けるか? なんて考えるといろいろ言葉が出なくなります。
     ぶっちゃけ年のせいか、僕は精魂尽き果てましたからねぇ。
     つまらないわけじゃないけど、パワーがありすぎて「もう一度読みたい」「続きを読みたい」とは思えませんでした。

     むしろこの作品は「アニメになってこそ」でしょうね。
     アニメ化した作品なら、また見てみたいかも。実際PVもなかなか良い出来でしたし、なんだかんだ言いつつ購入したのは玄田哲章さんのナレーションのおかげ。)ぇ?

     いずれにせよ、この作品は「人を選ぶ」作品です。
     この作品から溢れ出る「パワー」を受け止められるか否か。そこがカギになると思います。

  • えんため大賞、今年の大賞作品。

    正直、これが大賞かぁ…感はある。
    もちろんそれなりには面白かったですが、
    ちょっと稚拙かなぁ…と、思います。

    特にキャラでしょうか。
    インパクト重視すぎて深みがないです。
    主人公とか、主席設定がまるで意味ないし。
    新入生代表挨拶させたいがためだけとか?
    女の子も魅力ないうえにペラペラ薄っぺら。

    ああ、なんか批判ばっかになってきてる(汗

    コメディのノリとかテンポは悪くなかったと思うのです。
    所々出てくる毒空木の可愛さとかも。

    だからキャラが好みに合えば楽しめるのかな?とは思います。
    お話全体としては普通のレベルのラノベかなぁ…

  • 笑いが次々と込み上がったきて、読んでて楽しかったなぁ、と。
    ヒロインがヒロイン足りえない動かし方な気もしたけど、キャラはすごく立ってるし、設定とは裏腹に可愛いと思えるのがいい。
    さすがは大賞作品といった感じ。

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