- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047287341
作品紹介・あらすじ
黒騎士ジェロームとの決闘を経て、兵達の信頼を得た皇姫アルティーナ。ところが、安息も束の間、蛮族が侵攻してくる。皇姫軍は軍師レジスの采配で勝利するも、その情報を掴んだ兄皇子より、ヴァーデン大公国有する難攻不落の要塞を攻略せよ、との命令が下る。皇姫軍の弱体化を狙った無理難題だが、従わねば反逆者にされてしまう。しかし、レジスは言う、無数の砲台への対抗策があると。覇剣の皇姫と、読書狂の青年が織り成す覇道戦記ファンタジー第二弾。
感想・レビュー・書評
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健筆な文の常として余計な筋へそれず表現はしごくあっさりだが
舞台背景に沿って登場人物が行動していさえすれば物語として駆動する良い例
これもまたライトノベルとして
もちろん小説としても読者の要求に適うありようのひとつに違いない詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
要塞攻略の話。
戦略的にはたいしたことなかったけど、ちゃんと戦争してたんでよしとする。
次は、あんまり戦争になりそうにないんが残念やな。
メイドが積極的なんが予想外やった。 -
辺境に追いやられた皇姫アルティーナと読書狂の青年レジスの覇道戦記ファンタジーの第2弾。
今回は前回に続いて蛮族と難攻不落の都市の攻略。
前回は世界観の構築をしっかりしていたことにより今回の物語がしっかり読めました。
しっかりと世界が広がり、それぞれのキャラがしっかり活きていますね。
最初に前回までのあらすじを書いてあるのも好感が持てました。
戦記物(ファンタジーを含む)は世界観がしっかりしてると先が楽しみになりますね! -
この軍師タイプの読書家主人公を見ていてなんとなく連想したのは、銀河英雄伝説のヤン・ウェンリー。
いや、さすがに銀英伝とは比較にならないほどラノベラノベしてるけど、まあちょっと連想しちゃうね。
歴史から戦略を紐解くヤンと、創作物から戦争を紐解くレジスではそのバックボーンがまるで違うし。
ただ、少人数で難攻不落の要塞攻略を命じられるところなんか、ヤンのイゼルローン攻略戦を髣髴とさせる。
この手の「少人数で難攻不落要塞の攻略」なんてのは軍師ものにはありがちなのも確かだが。
どうせ「トロイの木馬作戦」なんだろ・・・と思っていたら、意外とオーソドックスで真っ当な作戦だった。
奇策から一周回って普通の作戦になった印象。
このシリーズ、ラノベらしい読み安さと、戦記ものとしての土台が良いバランスで組みあがっていてけっこう好きになれそう。
ただ、読書家で創作物から軍略を模倣するだけの天才軍師ってのはさすがにちょっと無理がある。
フィクションってのは「読み手を楽しませるためには現実的な要素は無視する」もんだ。
実際に同じことをすれば主人公は普通死ぬよね、っていう場面でも、物語的に楽しくするために奇跡や不条理で都合の良いように物語は進む。
だ、か、ら。
物語と同じことをレジスがやっても、早々都合よく物事は進まない。進むはずがない。
そこが、歴史から学ぶヤン・ウェンリーと、創作物を模倣するだけのレジス・オーリックとの決定的な違いであり、この物語が孕む根源的な欠陥であり、生理的に受け付けられないファクターであったりする。
そこさえ無視できれば、かなり楽しみなシリーズと言えそうだ。 -
まさか最初に「前回のあらすじ」が付いてるとは・・・.
司令官として認められ,蛮族を撃退したアルティーナ.
そんな彼女らに第二王子から無理難題が.
「難攻不落の砦を落としてこい」
そんな感じで.
今回も面白かったわー.
蛮王さんマジかっけーけどアレだな.
なんとなくホモォな雰囲気が.
で,エリックくんが実はエリカちゃんな雰囲気なんだよな.
このフラグはいつ回収するのか.
次回,王都に召喚される話. -
全体的に地味な物語かなぁ、という印象。唯一の見所になりそうだった敵の将軍を一撃、というのが何とも。
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どこまでもまっすぐなアルティーナが眩しい。前巻の続きで蛮族と戦い、更には難攻不落と言われた砦を攻めることになるアルティーナたち。レジスの奇策が光る。レジスが女性だけでなく男性にもモテモテなので、女性も必見。あと、レジスの読書狂度は上がってます(笑)
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ライトに楽しむファンタジー。
1巻の時点では、ファンタジーにしては軽く、
とくに萌え推しもなくどっちつかずになりそうかな?
と、思っていたのですが、
これはこれとして、ライトに楽しめる
ファンタジーとして、とても優秀ですね。
一般人に勧めるライトノベルとしてもいいかも。
ヲタ要素キツくないし純粋にたのしめる。
軍師的活躍は、既存のネタを焼きなおしたものばかりですが、
それはそれとして楽しめるというか、
そういう所も含めてライトに楽しめる、
まさにライトノベル!ってことで。
次巻も楽しみですな。 -
エリックはどう考えても…