月と夜の物語 魔神の王と祝福の乙女 (ビーズログ文庫)
- KADOKAWA/エンターブレイン (2014年7月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047297883
作品紹介・あらすじ
魔術師の少女ライラは、魔神の入ったランプを手にした瞬間から運命が激変!ランプを探しに来た砂漠の国の王子とその従者ザインから、鬼神に攫われた姫を救う旅に一緒に来てほしいと頼まれる。未熟な術しか使えないライラは当然断るも、「あなたの代わりが見つかればすぐに交代しますから」と丁寧にお願いされ、旅に出るが…。優しげな従者と道中やたら密着度高し!(?)恋と冒険のアラビアン!
感想・レビュー・書評
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ヒーローがとってもとんでも好みでした。見た目だけは優等生なザイン…しかしその実態は腹黒で計算高い…最高です。
ヒロインのライラちゃんはピュアピュア大天使なので2人のやり取りを見るのがとっても楽しい。ラブもコメディもアラビアンも全部楽しめて最高に幸せでした!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
千一夜物語のオマージュということで、オマージュ検索←単語は知ってるけど意味はわからんかったし。リスペクトして書いたってことなのね。なるほど。とはいえ、私は千一夜物語を知らないのでホホゥと思えなかったなぁ。そっちを先に読んでると楽しめたのかも。ジオロジオスことルーダインは何百年もの間ランプの姿だったみたいだけど、アラジンと魔法のランプはこのジオロジオスのこと?
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まず、まち氏の描いたイラストが可愛くて素敵です!
鬼神に攫われたお姫様を助ける為に、王子様とその従者に協力する魔術師の女の子のお話です。
…と言っても主役カップルは魔術師の心優しいヒロインと彼女の前では優男を演じていた策士系腹黒従者ヒーローの2人です。
その他にもお姫様×魔神、女奴隷×王子様、魔神のお姫様×豹に姿を変えられた王様…というアラビアンロマンス溢れる素敵なカップリングばかりで私は萌え転がりました!
1巻で綺麗に話がまとまっていると思うのですが、2巻が発売されるという事で積んでたのを読んでみました。(そんなのばっかり)
結果、積んでたのが勿体無いくらい面白かったです!!
世界観がちゃんと『千一夜物語』で、魔法のランプや魔神、ロク鳥といったお馴染みの魔物達が登場する冒険譚となっています。
『はるか遠き国の物語』を思い出して懐かしくなりました(笑)。
ラストでは鬼神との怒涛の戦いが待っていますが、ヒロインがただの足手まといではなく主戦力として活躍しているのが格好良かったです。
戦うヒロインは素敵です!
作者さんもあとがきで『千一夜物語』のオマージュと書いていますが、物語の始まりと終わり、登場人物達の話し方が芝居かかった古典風で雰囲気が出ていて楽しかったです。
1巻で綺麗にまとまっているとは書きましたが、細かく突っ込むとヒロインとヒーローがちゃんとくっついてないですし、ヒロインの力の秘密も謎のままですので、2巻はその辺りの展開がどうなるのかを楽しみにしたいと思います。 -
アラビア冒険譚としては、冒険やバトルに加え、一行の恋と嫉妬合戦などてんこもりの楽しい一冊。
かなりギュっと詰まった一冊で、一人のヒロインに感情移入をしたいロマン派には物足りないカモ。
http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-4004.html -
アラビアンナイトのオマージュということでえ。
面白かったですが、唯一1冊で打ち切りなのかシリーズになるのか書いているじてんでわからなかったんだろうなと。
2作目がでる予定みたいなので楽しみです。
なんとなく明るい感じの物語なので安心して読めます。 -
面白いんだけど駆け足すぎ。
カップル詰め込みすぎ。
出てきただけで掘り下げられてない要素が多すぎるのは、続刊への意欲? -
何だか可愛らしいお話でした。アラビアンナイトのオマージュと銘打っている通り、冒険と魔法とアクション。いかにもな解決、大団円なところが良くもあり、予定調和でもあり。テンポが良く、主人公が何者なんだっていうところにも突っ込ませないアラビアンクオリティ。