水木さんの「毎日を生きる」 角川SSC新書 (角川SSC新書 133)

著者 :
  • 角川マガジンズ(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 86
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047315563

作品紹介・あらすじ

太平洋戦争で片手を失うという過酷な経験をしながらも、自らの力と信念、そして時代の流れを読む勘のよさで、漫画家人生を切り開いてきた水木しげるさん。2012年に90歳を迎える水木さんは、「何があっても生きたかったんです」と語ります。東日本大震災後、将来不安の高まりとともに生きづらさが増す中、少しでも幸せ感を持って過ごすための水木流「生きる知恵」についてまとめました。

感想・レビュー・書評

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  • 対話形式なのだが、インタビュアーの世界観の狭さが投影されてしまっているというか、イマイチ共感できない書きっぷりで、水木サンの良さを引き出せてない感じ。

  • 水木さんの生い立ちが知れて良かった。太平洋戦争を経験し、爆撃によって左腕が失くなっていたことは知らなかった。そんななかで、「ゲゲゲの鬼太郎」などの名作を作った魂が凄い。最近、太平洋戦争のことについて知るのが楽しいので、参考になった。

  •  インタビュアーについてレビュアーの皆様は辛口だが、よく予習していると思う。89歳、水木翁の分厚い胸に跳ね返されたのだろう。
     水木先生はロマンチストでありつつ、徹底したリアリスト。おっしゃることに綺麗事は無い。なお、リアリストが戦地で遭遇した「ぬりかべ」はリアルに実在したのだろう。
     次女の悦子さんが小学生の頃「本気で自殺を考えていた」というのは意外だった。『ゲゲゲの娘、レレレの娘、らららの娘』を読む限り、のんきそうに見える。

  • ふむ

  • <blockquote>―根拠はないのに、虚勢の自身を誇る人はいますけれど……。
    <b>水木</b> 自分に自身を持つことは大切ですが、勘の働いてない自信はダメですよ。気持ちに加えて能力、技術といった要素が加わらなければならないし、それをわきまえていなけばなりません。</blockquote>

  • 対談形式で書かれた水木しげるさんの人生や考えなどをおさめた本です。自己啓発的部分もあるのだけど水木しげるさんは天才だから参考にならないかもと思いました(笑ただ内容は読みやすく面白愉快でした。

  • インタヴュアーが良くない。受けている水木さんも退屈そう。

  • やたらとインタビュー早く終わらせたそうな水木先生が面白かった。

  • 面倒なのか直ぐにインタビューを終わらせようとする巨匠。90でも頭はクリア。
    幸福の甘き香りも収録。

  • 資料ID:C0032837
    配架場所: 本館2F新書書架

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著者プロフィール

1922年(大正11年)生まれ、鳥取県境港市で育つ。太平洋戦争時、ラバウル戦線で左腕を失う。復員後、紙芝居画家を経て貸本漫画を描き始め、1957年『ロケットマン』でデビュー。以後、戦記もの、妖怪ものなど数多くの作品を発表。1965年『テレビくん』で第6回講談社児童漫画賞を受賞。1989年『昭和史』で第13回講談社漫画賞を受賞。1991年紫綬褒章受章、2003年旭日小綬章受章。主な作品に『ゲゲゲの鬼太郎』『河童の三平』『悪魔くん』『総員玉砕せよ!』『のんのんばあとオレ』など。2015年11月死去。

「2022年 『水木しげるの大人の塗り絵 あの世紀行』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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