知らないと恥をかく世界の大問題4 日本が対峙する大国の思惑 角川SSC新書
- 角川マガジンズ (2013年5月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047316034
作品紹介・あらすじ
新しいリーダーが出揃ったいま、多極化する世界が抱えるジレンマの解決が急がれる。さまざまな対立軸を取り上げながら、今後の世界の在り方を見通す池上彰の人気新書第4弾。世界の中の日本を考えるのは、今だ!
感想・レビュー・書評
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新型インフルエンザ流行の話題からパンデミックが起こり得る可能性について言及されていた知ら恥4。アベノミクスや憲法改正、集団的自衛権などの第2次安倍政権の話題が出ており、当時自分が賛成か反対のどちらを選ぶべきかすらわかってなかったのを思い出した。
読めば読むほど前作での内容の復習もでき、章立ても同じ形式なので頭に入りやすい。少し飽きてきたが、続きを開けずに読む方が良いので頑張ろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本書で池上さんが何度も解説している、大きな政府(みんなに幅広いサービス、稼いだ大金は国民に還元)、小さな政府(何事も自己責任、稼いだ大金は頑張った自分へ)という考え方はすごくわかりやすいなあと思う。
自分は格差を危惧するマインドだから今は大きな政府を指示かなあ。
アベノミクスは中小企業や個人商店が貧しくなって国民の借金を増やした印象しか残っていない。。。。また株価は豊かさに結びつくものじゃないんだなあということをこのタイミングで学ばせてもらいました。 -
わかりやすく世界の出来事が開設されている点と、答え合わせのようにして読めるので楽しんで読むことができています。
今にして思えばあの時あの人はそんなことを言っていたのか。。。なんて気づくこともあります。
そして、常にどこかで何かしら戦争やら内戦は怒っているんだなということやエネルギー問題はずっと話され続けているのになかなか進展しないなとか。
今見てもとても勉強になる一冊です! -
こちらも振り返りの為に読み直ししています。
本書の初めの部分に当時流行した中国のウイルスについて書かれています。
まさに、現在コロナが流行しておりドキッとする反面、中国の疫病に対する甘さは今だに改善して無いことに失望しました。
感情的になりたくはありませんし、難しく高度な政治判断(経済面を含めて)が必要なのがありますがそろそろ中韓との付き合い方を本格的に改めねばならない転換期ではと思いますね。
まさに、EUが出来てから当初は平和賞ものの功績とされたますが、ここ10数年で各国の風当たりは変わっています。
隣国や同盟国間での付き合い方、、、その基礎土台を理解するにもってこいの本田と言えます。 -
わかりやすく世界の問題を記述してある本。
一つの問題を深く知るのではなく、広く知るのには最適。 -
2012年を総括。キーワードは「Gゼロ時代/アメリカ政策/EU問題/基軸通貨/アラブの夏/中国政策/アベノミクス」など。
Unlimitedの世界史系書籍は散歩しながら聴くのに最適だ。8割知ってる事実に2割著者独自の視点や知らなかったことが加わっていくのが心地よい。 -
シリーズ4作目となると相変わらず分かりやすさ。世界のリーダーが変わった2012年末あたりのことが書いてあるが、それぞれの思惑と現状を比べてみてみると面白い。特に安倍首相の政策は概ねシナリオどうり行っているのではないかと思う。イスラム国のことに関しはまだそんなに大きく触れられていないが、それに関するイデオロギーに触れられるので非常に勉強になる。
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この手の本は、発売直後に読むことをお勧めする。5が旬です。
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プロローグ 「Gゼロ」時代の新しい世界を見通す―世界を動かす新しい役者は揃った
第1章 腐っても“大”国、アメリカが抱える対立
第2章 ノーベル平和賞を受賞したのに―ひとつになれないEU
第3章 世界のエネルギー地図が書き換えられる―基軸通貨ドルの延命
第4章 過酷なアラブの夏がやってきた―中東・アフリカの厳しい現実
第5章 一触即発の東アジア―危険な大国の内と外
第6章 ゼロからわかる安倍政権が目指すもの
エピローグ 世界は歩み寄れるのか? -
今さらながら。
でも、読んで良かった。
このシリーズは必ず読もうと思う。