薬なし、自分で治すパニック障害 (角川SSC新書)

著者 :
  • KADOKAWA/角川マガジンズ
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047316300

作品紹介・あらすじ

心臓がバクバクいっても、死ぬことは100%ありません! 薬に頼らず、自分の意識を変えることで完治を目指すまったく新しい方法を心療内科医が提案。薬の注意点と、良い治療と良いカウンセラーの見分け方も紹介。

感想・レビュー・書評

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  • とてもためになった。
    パニック障害についての本は色々読んだが、この本は私の中ではトップクラスの良書。
    「どうしよう思考」を「こうしよう思考」にする。そしてそのための方法をたくさん集めておく。少しずつ、実践する。
    薬を使わずに不安に対処していく方法がわかりやすく具体的に書いてあり、パニック障害の苦しみから逃げずに正面を向いて「治そう!」と思わせてくれる。たくさんの患者と真剣に向き合ってきた医者の想いがつたわってきた。
    パニックとどう向き合えばいいのかわからないという人に強くおすすめしたい。

  • ☆動悸やめまい、呼吸苦は、自律神経症状だから怖いものではない、と心の中で繰り返しつぶやく。
    ☆どうしようではなく、こうしよう。

  • パニック障害は単に自律神経を一過的に興奮させて起きる身体の変調。心や脳の病ではない!
    薬が依存を招くという知識を基に、薬を上手に用い徐々に減薬していこうという考え。
    薬に対する知識を学べる。パニック障害に対するはっきりとした知識が学べるので、自分ではっきりとした対処ができる。

  • 本書はパニック障害を心の病とはせずに身体の病気として捉えている点が興味深い。パニック障害が起こる一つの原因として自律神経ストームを挙げており、精神という曖昧な点だけで起こるものではないと強く強調している。
    パニック障害を持つ人が私の身近にもいるので、どのように付き合っていけば良いのか、どのような治療を勧めていけば良いのかがわかったのはありがたい。
    また、薬の依存性について述べ、なるべく薬を使わない治療法について紹介している点も注目すべきであろう。

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著者プロフィール

1962年、高知県生まれ。医学博士、もりしたクリニック院長。
久留米大学医学部卒業後、浜松医科大学心療内科にて、漢方と心療内科の研鑽を積む。
浜松赤十字病院、法務省矯正局、豊橋光生会病院心療内科部長を経て現職。
心療内科医として、日々全国から訪れる、うつや睡眠障害、不定愁訴の患者に対し、きめ細やかな治療で応じている。
『お酒や薬に頼らない「必ず眠れる」技術』『決定版「軽症うつ」を治す』『薬なし、自分で治すパニック障害』(角川SSC新書)、『不調が消えるたったひとつの水飲み習慣 』(宝島社)、『うつ消し漢方』(方丈社)、『もしかして、適応障害?』『もし、部下が適応障害になったら』(CCCメディアハウス)など、著書多数。

「2022年 『【新装版】うちの子が「朝、起きられない」にはワケがある』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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