作品紹介・あらすじ
『あれよ星屑』以前に描いた、最高にかわいくて翔んでる女の子たちが、ついに解禁! 2003年から2009年にかけて実話誌に発表するも、エロ漫画の本道を大きく踏み外した珍作・怪作を大発掘。著者をスルドく追及したインタビューも特別掲載!
感想・レビュー・書評
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「あれよ星屑」の作者がエロ実話誌に描いていたものを、若い編集者がセレクトしたもの。
まずは絵柄の多様さにびっくり。
女体の輪郭線が非常にエロくて、巧い。
(かつては男性器をバナナや魚に見立てて描く下品なノリが大っ嫌いだったが、まあこういうもんかと思える。楽しみどころがそこじゃないから。)
そして内容のぶっ飛び具合。
80年代ネタたっぷりで、読者のオッサンたちのニヤニヤが誘われる。
私でもわからないネタも。
そのギャップが、編集者とのトークでさらに浮かび上がってくる。
単純に大友克洋タッチや鳥山明タッチの人物が出ると面白い。
【収録作】
「ぴちぴち症候群(シンドローム)」ズバ王2009年1-6月号、8-10,12月号(GOT)
第1-10話。
初期作品 Dr.ピカソ 2003年7-11月号(バウハウス)
「真ッ昼間からこんなト・コ・ロで…」
「より子ウブウブ日記」
「入門志願!!はめハメ道場」
「昭和すっぽん劇場」
「夏の思い出 しびれくらげ」
「好色三人男」ズバ王2008年7-12月号(GOT)
第1話 ホテトル編
第2話 リップサービス編
第3話 風俗嬢の一生
第4話 イメージデリヘル
第5話 風俗三都物語
第6話 イメージ風俗を追え!
「破戒僧勃念の風俗因果応報」海賊 No.1 2004年7月号(竹書房)
「人生の水たまり」本気でハマったHな話2004年3月号(ダイアプレス)
(初出時タイトル 『裏事情風俗囃「北関東」理由なき帰郷編』)
巻中・巻末インタビュー「山田参助に訊く」その1-3.
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80年代ネタ満載で笑ってしまうが、現在30代未満の読者は全く分からんのではなかろうか。・・・と思って読んでたら巻中のインタビューでその答えの一端があった。
著者プロフィール
漫画家。『あれよ星屑』(KADOKAWA/エンターブレイ ン)が2019年に手塚治虫文化賞新生賞、日本漫画家協会賞大賞を受賞。その他『ニッポン夜枕ばなし』(リイド社)など。
「2021年 『戦前尖端語辞典』 で使われていた紹介文から引用しています。」
山田参助の作品