クトゥルフ神話TRPG モジュラー・クトゥルフ (ログインテーブルトークRPGシリーズ)

  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047344105

作品紹介・あらすじ

本書は、キーパーとプレイヤーに対し、容易に組み合わせ可能(モジュラー)な現代日本の「建物・施設」(ロケーション)の設定とイメージを提供する。モジュラーとは交換可能な構成要素であり、多種多様なシナリオのニーズに合わせて自由に取り入れることができる。本書に収録された「建物・施設」には、「病院」「大学」「博物館」「公園」「孤島の工場(と観光地)」「図書館」「寺院」「役所」「警察署」などがあり、そのクトゥルフ神話的設定、イメージ、NPCデータなどを利用してユーザーが新しいシナリオを生み出す(ジェネレート)する強力な支援ツールとなるはずだ。プレイヤーにとっても、これらの「建物・施設」のイメージを知るには格好の資料となるだろう。
 シナリオは現代日本を舞台としたものを3本、ラヴクラフト・カントリーを巡業するカーニバルを舞台とする1920年代アメリカを舞台とするもの1本を収録。いずれも「建物・施設」が深く関わったシナリオである。

感想・レビュー・書評

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  • クトゥルフ神話TRPGのシナリオ作成関連の書籍です。
    シナリオを書く予定がなくて、KPやPLをする際に有用な書籍を購入したい方はそこまで急いで買わなくてもいいと思います。最後に記載している公式シナリオをどうしても手元に置いておきたいなら、別ですが……。
    また、アーカムメンバー(主に内山靖二郎先生)が公式のリプレイ(るるいえシリーズ)やシナリオで使っている舞台設定まとめ集みたいな側面もあるので、それを知らないで普通のサプリのノリで購入したら『なんじゃこりゃあ』ってなる人が出る可能性があります。
    舞台例の見取り図に館や宗教施設、公的施設などがあるので、シナリオ作成の舞台に参考にする際はそれなりに有用に思えます。

    公式シナリオは4本掲載されています(以下、作者様の敬称略)。
    その中には『あおいお月さまがでると(内山靖二郎作)』が掲載されています。(当方、プレー済。人は選ぶし、PLとして困惑するかもしれないけれど、シナリオ背景は個人的に好み)
    他3本は、『その腕買います(内山靖二郎作)』『大いなるモール(寺田幸弘作)』『フリークショー(ケビン・ロス作 立花圭一訳)』です。

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著者プロフィール

東北大学卒。ホビー系出版社にてボードシミュレーションゲーム(ウォーゲーム)、テーブルトークRPG、カードゲームの開発、ローカライズを手掛けたのち、フリーの編集者/ライターに転身。ミリタリー関連では、総合ミリタリー誌『丸』、陸戦誌『PANZER』などに寄稿するほか、著書・共著に『図解 軍艦』『図解 空母』(新紀元社)、『空母決戦のすべて』(エンターブレイン)、『ゲーム視点から見た空母の戦い』(Si-phon)などがある。ゲーム関係では、定期刊行アナログゲーム書籍『Role&Roll』(新紀元社)にゲーム記事を寄稿するほか、『クトゥルフ神話TRPG』(KADOKAWA)のシリーズ展開およびプロモーションを担当するアーカム・メンバーズの代表を務める。

「2019年 『シナリオのためのミリタリー事典』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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