碧いホルスの瞳 -男装の女王の物語- 6 (ハルタコミックス)
- KADOKAWA (2019年4月15日発売)
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感想 : 2件
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- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047355408
作品紹介・あらすじ
ついに王の座に就いたシェプストは、念願の平和外交を実現すべく交易事業の拡大を指揮する。しかし、類稀なる審美眼を持つ商人パネヘシを外交官として抜擢したことが、忠臣・センムトや王宮の役人たちとの関係に、新たな火種を呼ぶことに……!
3500年前に実在した、史上初の女王・ハトシェプスト。王としての真価が問われる第6巻!
感想・レビュー・書評
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貿易と王として強くありたいハトシェプストと個人としての彼女を愛したセンムトのすれ違いの話でした。
私として個人としての想いを公然と表してしまったセンムトの分が悪いかな、と思いました。
プライベートではなく公共の場で強くありたい自分ではない部分を晒して侮辱していると思ったのかも?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
王として存在することを望むシェプスト。人として彼女を愛したセンムト。その両者のすれ違いが、新たな亀裂を産んでしまう6巻。
ファラオにあこがれた原風景は、神の力強さにあるシェプスト。それが男性の形をとるであろうことは想像の範疇ではあるのですが、センムトからすれば、これまでの慣例を打破した新しいファラオということを後世まで知らしめたい。
人の魂を象ったものが石像というのであれば、自分の石像は力強さを象徴する男性的であるべき。そう思い込んでいた彼女に、女性の石像はやさしさでなく、弱さと取ってしまいました。
そこにつけ込むパネヘシ。
そして、軍の支持を受け再び舞台に戻ってきたトトメス3世。
穏やかな治世は遠いのか。
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