- Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047357129
作品紹介・あらすじ
欲しいのは銃か、ウイルスか、クロームメタルの心臓か。
ヤクザ組織にスカウトされて、クローンどもと殺し合うか。
それとも頭に電脳埋め込んで、暗黒メガコーポに無謀な戦いを挑んでみるか。
生きるか死ぬか。ニューロンを焼き切るか、焼き切られるか。
それともアサシンの放った銃弾が、お前の頭を吹き飛ばすのが早いか。
ここはネオサイタマ。欲望渦巻くケオスの都市だ。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
ニンジャスレイヤーの世界だが、独特な言い回しは少ない。
ニンジャについて事前に知っていた方がドキドキするでしょう。 -
サイバーパンクヤクザムービー。
読んでて映像がずっと頭の中で流れる。
ソンケイという言語化できない膨大なスキーマを含んだ概念が物語を進めて終わらせて余韻になる。
本を閉じた瞬間リンプピズキッドが流れるようなすごい作品。最高。 -
サイバーパンクの世界観としては丁寧で良いのだが、ストーリーの方はひねりも意外性もなくストンと収まるところに収まった感じ
-
サイバーパンク的な世界観とガジェットで装飾してヤクザの抗争を描いてる。主人公と幼馴染の友情的な感じが少年漫画っぽい。対抗勢力が複数あって一枚岩じゃなかったりするけど、個々の目的がシンプルなので、むちゃくちゃ分かりやすい。戦闘シーンが一撃毎に漫画のコマのように丁寧に描写されてて、映像が思い浮かぶくらいに読みやすかった。
-
読書って異文化に親しむものなのだな、とこの本を読んでしみじみ思った。
サイバーパンクもヤクザものも今まで全く馴染みがなかったので、「サイバネ」などの単語を一つ一つ調べながら読んだし、独特の言葉の使い方をするので意味が取りにくい。でもそんな作業が入っても読み続けられるほど面白い。
「ニンジャ」や「ヤクザ」など日本要素もあり、九龍城のような街並みや漢字の読み方は中華ベース。
ネオサイタマで苦笑したり、「クナイ・ダーツ」でわかるわかるwとなったり。
後半は勢いがあり、王道の展開アリで楽しめた。