弱気MAX令嬢なのに、辣腕婚約者様の賭けに乗ってしまった (ビーズログ文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047362086

作品紹介・あらすじ

乙女ゲームの悪役令嬢に転生した私、伯爵令嬢ピア。
国外追放の運命にすっかり弱気になり、婚約解消して学芸員になると宰相令息ルーファス様に申し出るが、
逆に「僕が本当に婚約破棄するか賭けようか?」と闘志に火をつけちゃったみたい!?
私が引きこもって化石研究に打ち込むうちに、ルーファス様は私を囲って追放フラグをドンドン折り始め――!?

感想・レビュー・書評

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  • タイトル通り、主人公は前世のトラウマからものすごく弱気。そこから来るピュアさに魅せられたヒーローは主人公の「予言」を覆すべく契約を交わす。

    主人公の前世の知識が生かされていく意外なプロセスが面白く、また解説にもあるがハッピーエンドまっしぐらに進んでいくのでストレスフリー。

  •  ゲーム世界の悪役令嬢転生って、パターン化した話ではあるものの、弱気な主人公とそのお相手のキャラが立ってる!つい、ニヤニヤして読んでしまった。

  • 乙女ゲームの悪役令嬢に転生してしまった主人公。このままではヒロインをいじめた罪で婚約破棄&国外追放、人生詰んだ……。

    ここから主人公の頑張りで起死回生、というのが定番悪役令嬢モノだけれど、本作は幼い婚約者ルーファスが、主人公ピアの知る追放エンド未来を「予言」と捉え、「僕が本当に婚約破棄するか賭けようか?」とグイグイ乗ってくる。そして、バッドエンドに備えて化石研究に打ち込むピアを溺愛するように。

    そう、本作のメインは溺愛なのです。婚約者はもちろん、家族義家族にも愛され、研究成果を上げることで周りから一目置かれる。それなのにピアはバッドエンドが頭を離れず弱気MAX、それを見てますます溺愛するルーファス。

    冒頭がいわゆる「断罪シーン」のどんでん返し、つまり婚約者は「ゲームのヒロイン」ではなくピアを選んだところから始まっているので、ハッピーエンド確約、安心して溺愛を楽しめました。

  • 乙女ゲームに転生モノです。溺愛です。ブレない溺愛です。ヒーローが少しもブレることなくヒロインに一途な溺愛です。ヒロインはキョトン系で謙虚で、これまたヒーローにブレることなく一途です。だから2人はもめたりしません。それでも周囲の乙女ゲーム展開のためにハラハラドキドキします。一気に読めます。読んだ後、冷静になると「ヒーロー、相思相愛だから溺愛と言えるけど、もしかして危ない人では?」とすこーしなります。ヒロインは前世の古生物学の知識をもって世の中を無自覚に変えていったため、勉強しておくもんだな。とも思える作品でした。

  •  web版を加筆修正して書籍化。
     大筋は変わってはいないものの、矛盾点を消すために努力はしたんだな、という印象は受ける。
     とは言え、残念ながらそれが新たな矛盾を生み、新しく登場させた書籍版キャラクターも特にスポットが当たることなく、登場終了。
     主人公【ピア】の心境は手に取るように分かるが、作中文章による描き方では情緒不安定そのものになっているところも減点。
     ストレスフリーを目指したそうだが、それならばweb版で十分ストレスフリーなので、本を買え、と人にオススメは出来ない仕上がりだった。
     題材として、基本的なテンプレートは守っているため、二点。おまけで一点の三点とする。

  • 「悪役令嬢フェア」で紹介した作品。これもいちゃらぶ。いわゆるざまぁ系でスカッとするそう。

  • 乙女ゲームのモブな悪役令嬢ピアへの転生もの。

    ジレジレとか無くて攻略対象な辣腕婚約者ルーファスによるアマアマなので、安心して楽しめます。

    弱気な伯爵令嬢ピアだが、『化石』への偏愛からの測量技術とかを評価されたりで、目新しい分野での転生チートも良いです。

    なんか続編の可能性を残したような終わり方に思えますが、続き出るのかな?

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