怪獣になったゲイ (ビームコミックス)

  • KADOKAWA
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本棚登録 : 136
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047366848

作品紹介・あらすじ

「この手があったか!」と驚かされた新時代のゲイ・ストーリー。
自分で自分が嫌いな人、好きな人、好きでも嫌いでもない人、全ての人に読んでほしい。
―――田亀源五郎( 『弟の夫』『僕らの色彩』)

ゲイの高校生・安良城貴(あらしろたかし)はいじめの標的にされながらも
片思いの相手・黒田先生を心の支えに耐え忍んでいた。
しかし、黒田の発した偏見にまみれたゲイ否定が彼を「怪獣」に変える・・・・・・。

感想・レビュー・書評

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  • 絶対フィクションやのにノンフィクションかと思った

  • こどもにも読ませたい。

  • 最後のオチが完璧。

  • いい漫画。

  • 何周にも考えた言葉やシチュエーションを設置しているように感じる
    とても良い本

  • これはどう解釈すべき?恋愛のドキドキはございません。ゲイである思春期少年の成長モノ。社会への問題提起的な要素の方が強いかも。怪物になったほうが楽になるといういじめ被害者の心理は刺さるものがあった。(でもついていけなかった…)。世にも奇妙な物語みたいだな。ステレオタイプな外面教師に天誅。

  • LGBTテーマにカフカ「変身」のシチュエーションに当てはめたようなプロット。プロット自体よりも、「見えてない」男性教師の表情などの細かい描写が見どころだと感じる。作家さんは「三十路で立たなくなった・・・」の人だったが、タイトルしか知らず、これが初めて読む作品。

  • 書店で見かけて気になったので購入。ゲイであることを隠しているいじめられっ子の少年が、彼が恋する担任教師のゲイに対する心無い言葉で怪物に変身してしまうという話。面白いけど、終盤言葉で説明しすぎな印象。
    担任が流石に今どきここまで無神経な人間はいないんじゃないかという気がするぐらい酷い。本人に悪意はないしむしろ善人で理解ある人間だと信じているところが、中島哲也の「来る」に出てくる妻夫木聡を思い出す。というか、実写化のさいには是非妻夫木聡に演じて欲しい。

  • タイトルと表紙に惹かれて購入
    ドラゴンみたいな怪獣可愛いしコミカルな話かと思いきや全然違った
    良い意味で裏切られた
    黒田先生みたいなやついるんだよなぁ
    本人は悪気なんてなくむしろ自分では良い人間のつもりで周囲からも評判よくて
    だからこそナチュラルに偏見にまみれた発言もするし聞いてる方からするとこれが世間の反応なのかって自分の異端さにみじめな気持ちになるのがほんと辛い
    主人公の安良城くんは周りが見えすぎるぐらい見えてる子だから黒田先生の悪いところも冷静に分析できるのにそんな相手に恋してるものだから黒田先生の無神経さに傷負うとこが悲しくなる
    かぶりもののようなコミカルな頭部なのがより悲しさを際立たせるんだよなぁ…
    うわっつらだけの好きだよで最悪の進化遂げるシーンの痛い痛いっは心の悲鳴あげてるように見えた
    いじめっこの成瀬くんは許されたものではないけど自分の性嗜好を否定してくすぶってる自分とは対照的にまっすぐで怪獣になってもゲイをカミングアウトしても尚超然としてる安良城くんを誰よりも成瀬くんこそが評価してたんだろうなって読み進めていくうちに思える

    「他人なんかに認められなくても
    そんなもん蹴散らしまくって生きていける
    強ぇ胸糞野郎じゃねえのかよ!」
    この言葉にそれが凝縮されてると思った
    ほんとうに良い漫画、ゲイでなくても己の在り方を考えさせられる作品でした

    てっきり偏見まみれの黒田先生がおのれの偏見を認め変わっていくエンドかと思いきや元からなのか安良城くんを救えずにやさぐれたのかはわからないけど笹岡先生に喰いちぎられてもあんまり同情できないなぁW

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著者プロフィール

男女、男男、女女、恋愛ならなんでも美味しいですし、なんでも描いてます。ペンネームの苗字は、某国民的漫画のツインテールヒロインが大好きすぎて頂戴しました。別名義でゲイ雑誌にてデビュー後、秋田書店「恋愛チェリーピンク」にて女性誌デビュー。代表作は『メルヘン課長とノンケ後輩くん』全4巻『メルヘン課長とノンケ後輩くんSeason2』既刊1巻(徳間書店リュウコミックス)ほか『少女漫画家のミナモトさんがカミングアウトします。』(宙出版)『怪獣になったゲイ』(KADOKAWA)「俺の花婿はお前じゃない」(スクウェア・エニックス)など多数。『壁サー同人作家の猫屋敷くんは承認欲求をこじらせている』は【COMICリュウWEB】にて2020年2月に連載開始。2022年10月に実写ドラマ化。現在も好評連載中。9月17日生まれ。O型。Twitterアカウント:@minamotokazuki

「2023年 『壁サー同人作家の猫屋敷くんは承認欲求をこじらせている(7)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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