- Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047372337
作品紹介・あらすじ
野良猫だったポッケとピップ。イシデさん家に居ついてから15年が経ったころ、ポッケに病が見つかった。残されたわずかな時間。心にこびりついている、後悔を残して見送った前の猫の記憶。たいせつな猫の旅立ちに、どう寄り添うことができるだろう。
Twitterで圧倒的な共感を呼んだ話題作。描き下ろしを加えてついに単行本化。
きみのいない世界は、どうしようもなくさびしいよ。
感想・レビュー・書評
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ペットを飼ったことが無いが、猫を飼う喜びと痛みの甚大さが伝わってきた。自分より必ず早くいなくなってしまう愛の対象と暮らすということ。
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全ワシが泣いた。
目を背けたくなるけど、ちゃんと考えて準備しておかなければならない寂しい現実と向き合う、寂しさの中でも次の一歩を踏み出すための良作品。
素敵な思い出は永遠に。 -
うちの飼い猫が病でまもなく死を迎えようとしている頃、情報を手あたり次第探しているところに偶然Web上で発見。猫が激しい痙攣をのち迎える死の描写が強烈で、病死は静かに逝くものという先入観が覆った。
うちの猫もひょっとしたらと予感を覚えたところ果たしてポッケと同じ様子をたどるように息を引き取ってしまい。飼い主の嘆き方も自分とまったく同じで心に強く刺さりかつ染み入った。
他人とは思えない縁を感じ、あらためて紙の本を購入したものの、該当ページを開くと涙があふれて正視できず開いては閉じるを繰り返している。
病死の猫が息を引き取る瞬間と飼い主の姿をこんなに激しく描いた漫画はこれ以外見たことはない。 -
202211/
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Twitterで追ってたが、とても心動かされて、
手元に置いておきたいと思い、久しぶりに紙で漫画を購入した。
前後に書き下ろしが加わり、より一層深みが増した。
動物を飼う覚悟、育て、介護し、看取るまでの責任。
でもそれを上回る、動物から得る感情や温かさ。 -
ポッケとピップの愛しい姿を通じて、私も愛した猫を思い出す。楽しかった日常も、病気が見つかって段々と弱っていくなかで一生懸命生ききった時間も。
留めたいのにどうしても薄れていく記憶が悔しい。
でもこの作品を読んで(Twitterから、単行本)、確かに一緒に生きたんだ、と思えた。
きれいごと、じゃない、尊い記憶を、イシデ電さんは伝えてくれると思う。
そう思ったのは私の勝手な感じ方だけど
ポッケ、イシデ電さん、ありがとう。 -
猫は人の気持ちを一方通行で受け止めてくれてるンだなあ。
猫の気持ちが分かるのはいい事なんだろうか。
難しいけど、読んで損は無いぞ。