キラキラとギラギラ 1 (ハルタコミックス)

著者 : 嵐田佐和子

• KADOKAWA (2022年12月15日発売)

作品紹介・あらすじ

少女マンガの主人公のような美少女・姫路ルル。
たくさんの友達に囲まれて、キラキラした高校生活を送っていたルルは、
父親の仕事の都合で転校することに。

新生活の期待に胸をふくらませるルル。
しかし転校した先はなにかがおかしい。
クラスメイトの顔の濃さも線の太さも全然違う――そこは劇画（ギラギラ）の世界だった！
同じクラスに幼馴染の極楽寺禅の名前を見つけ再会を喜ぶルルだったが、
彼もまた変わり果てた姿になっていた！

漫画誌・ハルタで連載開始直後から大反響を呼んだ、
ジャンルを越える恋物語、待望のコミックス第一弾！

感想・レビュー・書評

[まっしべさんの感想 · 2023年6月23日]

カバー下にも隠しタイトルコールがあるしオビも見返しの紙もレースっぽい素材で力の入り具合がものすごい。

絵に描いたようなメルヘン少女漫画風の主人公〈姫路ルル〉が絵に描いたような劇画ヤンキー漫画風の高校に転入する事で巻き起こるラヴ&バイオレンスの化学反応。
ルルの幼馴染である〈極楽寺禅〉は幼少期の華奢な面影が髪の分け目以外失われ、現在は公立・獄門高等学校の番長を張っている存在。
その禅も最初からギラギラの空気に馴染んでいた訳ではなく、引っ越し当初は周囲とのギャップによるストレスで床に臥せった事もあった。が、心身共に成長を果たした禅は己の内に弱い心が残っていたが為にルルを呼び寄せてしまったのだと苦悩し、想い出を断ち切ろうとするがーー！

精神と運命、果たして勝るのはどちらか。

出オチ感が強いが、思いの外に高いルルの環境適応力とツッコミ力のお陰で、続きが読みたくなるワクワクや世界観は保てていると思います。笑われではなく、しっかり笑わせに来ています。

次巻予告に登場した『北斗の拳』のシン、はたまた『ジョジョ』のストレイツォっぽい雰囲気の〈平等院秀樹〉が読みたくて楽しみ。

この夏に新刊が出るのでしょうか。


1刷
2023.6.23

[高野さんの感想 · 2023年2月22日]

異なる世界観VS異なる世界観。世界観同士の殴り合い。ギラギラの作画だけで無限に笑えそう
極楽寺がルルを遠ざけたい理由ってそういう…w

[youmi517さんの感想 · 2023年11月26日]

　読了。
　
　もう表紙で面白い。禅君はきっと一目でルルに気付いたんだな。
いつかルルも劇画になってしまうんだろうか。

そのままのルルでいて…
（231126）