- Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048541398
感想・レビュー・書評
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この本は、1906年(明治39年)にアメリカで出版された、美術評論家で思想家の岡倉天心の名著『茶の本』の内容を抜粋して意訳したものです。
日本やアジアの精神文化や美意識を、茶道を通して西洋人に向けて書かれています。
途中途中には、訳された川口葉子さんによる現代のカフェ事情などについてのコラムが入り、写真家の藤田一咲(ふじたいっさく)さんのすてきな写真も盛りだくさんのビジュアル・ブックになっています。
茶道とカフェ文化に共通するものは…
今カフェで流行のミッド・センチュリーのインテリア。
ミッド・センチュリー建築の巨匠フランク・ロイド・ライトが、岡倉天心の『茶の本』を読んでいたとは!
そんな不思議な流れ、繋がりを知り、とても興味深く読み進むことができました。
茶道のことに限らず、日々の雑多なものごとの中にひそむ美しさを愛することが大事なんだなー。
藤田一咲さんの言葉をかりれば、ラブ+ピース。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
心に残ったところと、
カフェ風にさらっと
流れたところの差が大きい。
オリジナルである
茶の本の方が面白い。 -
しっとり雨が降る休日に、お気に入りのcafeでゆっくり読みたい本。
写真のせいもあるけど、こんな現代的な内容が書かれたのが100年も前と思うと不思議に思う。
茶道に興味がある人はもちろん、ペットボトルの緑茶や烏龍茶派の人にも読んでもらいたい。 -
お茶の歴史を簡単に読めるように
書いてくれています。
思想や宗教などもそのひとつ。
もっと、深く読むなら、岡倉天心著の
『茶の本』を開いてみて欲しい。 -
岡倉天心という人のことはまったく知らなかった。
カフェ好きのはしくれとして、お茶のルーツをたどれて良かったです。
エッセイストとフォトグラファーの共著なので、言葉の間にある写真がなんとも素敵でした。
カフェに持って行ってゆっくりと時間をかけて読みたい本。 -
文庫本よりもタテヨコ少しずつ大きなサイズの、なんともかわいらしい本です。
岡倉天心さんの、「The Book of Tea」の内容を抜粋した1冊です。
楽な気持ちでお茶の心に触れることができ、同時に美しい写真が沢山載っているので
目も心も潤してくれます。
強くオススメ! -
岡倉天心が書いた「茶の本」の現代版を気軽につまみ見るって感じ。
本のかたちをした1杯のお茶。 -
写真つき
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ちゃごごろ、ことはじめ。
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-『本のお茶』は、本のカタチをした一杯のお茶です-
100年前に書かれた岡倉天心の英文書「The Book of Tea」の内容を抜粋。色彩豊かな日本の四季、古き良き茶碗、吸い込まれそうな色のついた水(お茶)・・・カフェでいっぱいユルユルしたい・・・あなた、まずは「本のお茶」を手に入れましょう。セイカツがちょっと豊かになります。