コクリコ坂から

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 231
感想 : 46
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048545143

感想・レビュー・書評

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  • 映画を観て、原作も読みたくなって読んでみました。
    私は、原作のこの漫画の方が好き。

    映画の方は少し澄ましている感じだけど、この漫画はラブコメ少女マンガの王道で、主人公達に親しみが持てて、うきうきしながら、純粋な恋心が楽しめる。

    漫画ならではの重要な登場人物たちが活き活きしていて。

    男の子たちも、それなりにだらしなくて、人間味があるし。
    一緒に住んでいた北斗さんはやはり男の人ので、あこがれる存在として話の流がよくなる。

    大学生なのに、芸者のアルバイトしている金太の存在が楽しい。

    映画で興味を持った人は是非原作も読んでみて欲しいです。

  • 原作は映画の中のように優等生男女じゃなかった。水沼くんも風間くんもちがうw さらにおばあちゃんが厳格どころか、いわし大嫌いで朝ご飯から逃亡したり、朝からウォッカ飲んじゃうキャラだったから唖然。
    普通の少女漫画だった。この原作は、普通の恋物語。

    『過去の中から、未来が生まれる』とか『上を向いてあるこう」とかは映画だけに加えられた要素だった。ストーリーも大幅に加えられている。なるほど、だから映画では何が言いたいかわかんない作品になってんだね。

  • 映画のしっかり者で実直なメルちゃんが好きだったので原作を読んでみた。まず北斗さんが男設定で面食らい、メルちゃんのキラキラお転婆キャラについていけず、風間くんの魅力がわからず、昭和を知らない私が悪いのか何にも共感できぬままあっさり終わるお話。よくこれを映画化しようと思ったなという感じだし、映画にするならあそこまでストーリーを変えるのは仕方ないかとも思った。映画とは全く別物と思って読むべきだった。

  • 意外とありきたりな話だったなあという印象。映画もあんまり、だったしね。

  • 宮崎吾郎監督のアニメ映画『コクリコ坂から』の置き去り感がハンパなかったので、補完のために少女漫画バージョンを読む。……っていう魂胆がそもそも間違っている、と云う事を思い知らされました。

    恥ずかしながら私、海と風間は腹違いの兄妹だと思ってたんですよね、映画版観た時点では。「え、結局どゆこと?兄妹?じゃないの?え、どっち?」ってオロオロしてたら映画終わっちゃったんですよね。悲しい思い出。
    それに比べてコチラはさすが少女漫画。下宿人の北斗さんへの淡い恋心とか、妹の空ちゃんが風間との仲に絡んでくるとか、謎の長髪パーマ野郎広瀬のでしゃばりとか、そもそも祖父母が全てを複雑にしてるとか、メインは恋愛感情をベースにした人間模様。お陰様で私にも理解できました。よかったねメルちゃん。

    って、本当は映画版の海と風間の恋バナよりも、部室棟を巡る青春群像劇の方が興味深かったんですけど、カルチェラタンのエピソードが漫画版では制服自由化闘争に置き換わっていて複雑な気持ちに。

    正直、痒い所にギリ手が届かない感じです。映画も漫画もどっちも何か物足りない食い足りない。
    いや待てよ……って事は、真の原作である小説『コクリコ坂から』(佐山哲郎)は最高に面白いって事じゃね……?
    せっかくなので、そこまで追いかけてみようと思います。

    全然関係ないけど、なんで吾郎って『ゲド戦記』とか『コクリコ坂から』ってタイトルつける割にゲドにもコクリコ坂にも触れないんだろうな。

  • 映画も見たけど、けっこう違いがあってびっくりした。でもどっちも好きかな。
    現代のコミックを読み慣れてくると、昭和感みたいなものを強く感じるけど、それはそれで味があってわりに何度でも読み返してしまう。

  • なんか、打ち切りみたいな唐突な終わり方でびっくり。

  • 普通過ぎね?何で掘り返されたんだろうか

  • 本書を読み進めながら「アニメ化するにあたってよくもまああそこまで物語を組み替えたものだ」と感心しきりだった。
    マンガを読みながらそのマンガ自体ではなくアニメ化した作品について感心しっぱなしというのも、なんだか、当のマンガに対してすごく失礼なはなしだなあと思いつつ。
    アニメ→マンガというのでなく、マンガ→アニメという順序でみていけばとかったと後悔している。

  • なんか・・読んでて居たたまれなくなってしまうのは・・たぶん私の心が世間擦れしてしまったからなんだと思うけど・・ やっぱりどうも、中途半端に大人になってしまったせいか、大したことないことでいちいちかっとくる一途でまじめなヒロインに共感が持てないばかりか冷めた目でみてしまう。これが大人ならほほえましく思ったり、、子どもならヒロインに感銘を受けたりするんだろうけれど、なんだか現実感がないなーって思うのは時代が離れているせいなのか?

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