神様の御用人4 (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048652544

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ4作目は初の長編。最後まで飽きずに読ませてもらいました。神武東征か。この辺りの話もなかなか面白そうだと興味が出てくる話だった。単に頼まれたことの表面を見るのではなく、本質を考える良彦は、真の御用人にふさわしい!

  • 今日の発売を待っていました!
    御用人シリーズ4、後書きにもありますが、今回は長編です。

    舞台は和歌山、紀伊の国。
    神武東征の歴史に隠された秘密。

    勝てば官軍、ではないですが、
    史実として残る歴史もあれば、
    無かったことにされてしまう歴史もあるわけで。

    そうやって隠されたり歪められたりした中にも
    沢山の人が関わり、多くの想いがあったわけで。

    今回のは、ちょっと切ないお話しでした。


    モフモフ狐は健在です。
    主人公も大きく成長します。
    2巻で出た有名神が再登場。
    楽しみながら、歴史と神道の勉強が出来るのも、お勧めポイントです(*^^*)

  • 初の長編だったけど、ミステリーっぽい要素もあり、読み応え充分だった。このシリーズは相変わらず日本の神話の勉強になっていい。

  •  「名草戸畔」「天道根命」。和歌山県。

  • 今回は長編、舞台は和歌山そして(良彦は知らないけれど)御用人代理から真の御用人への昇格が決まる御用(゜゜;)前回、御用人を断った人(なんと良彦の野球仲間!)が絡む切ない話だった(--、)天道根命が持つ簪の真実が明らかになった時には鳥肌がたった(;゜0゜)おまけの穂乃香がパウンドケーキを作る話は可愛いらしいけど、神様と一緒にというのが凄いな(^^;)

  • 2017.1.16読了
    シリーズ初の長編で、歴史ミステリーあり、家族愛ありのかなり読みごたえのある作品でした。紀国いまの和歌山を舞台に「名草の冠」いや簪にまつわる悲しいお話

    ー 天道根命は、劣化したコンクリートに身を伏せ、額を押し付けたまま喉が裂けるほど泣き叫ぶ。

    この地に生きたすべての者の歴史をお前が守れと言われた、
    姉との最後の約束だったからだ。ー

    切ない…(T^T)

    が、相変わらず憎めない黄金や、個人的にはかなり応援したい穂乃香の今後も楽しみになってきた。

  • シリーズ初の長編で、ミステリー調の少しシビアな物語でした。神代の和歌山県で行われた国譲りに纏わる悲しい逸話をもとに、よくぞここまでドラマチックな現代の物語を描かれたものです。モフモフ狐型ナビは事情によりナビ機能を停止。良彦は御用聞きを(穂乃香のアドバイスは受けたものの)自力で成し遂げなければなりませんでした。良彦の持ち前の優しさと成長が、たくさんの神様や人々を救っています。最後は涙なしには読めませんでした。私はやっぱりこのシリーズが大好き。日本の神様たちも、浅葉さんの文章も大好きです。

  • 神様と人をつなぐ、御用人のお役目で、今度は和歌山へ。

    御用人シリーズ、長編です。少しシリアスさと歴史っぽさが増した感じで、読みごたえがありました。神様の時代の姉と弟に、現代の姉と弟を重ねて、お願いに隠された想いを読み解く良彦。とうとう代理から正式な御用人に。で、天道根命と名草戸畔って、本当にこんな感じのいわれがあるのかな。ちょっと神社にも興味が出てきた今日この頃です。

  • 御用人代理から「代理」が除かれるかという昇進(?)試験も兼ねた今回の御用伺い、長編です。
    代理であることをすっかり忘れてました。「代理」が取れたところで何も変わらんのだろうなー、という良彦と同じ感想を抱く。しかしまあ、なんだかんだ言って御用伺いが終了しても神様達と交流を続けられるのだから、向いてるんだろう。神様だけでなく旧友の御用伺いまでしてしまう人の良さに、そう思うのでした。

  • 毎夜、夢に現れ「忘れるな」と告げる女性に恐れを抱く神様・天道根命。昔の記憶を失ってしまった神様の御用は、その女性が誰なのか突き止めて欲しいというものだった。夢の女性が挿していたという簪を頼りに、良彦と黄金は天道根命が国造の祖として治めた和歌山へ向かう。そこで出会ったのは、良彦のかつての野球仲間で…。神代の時代に征伐された者と征伐した者。和歌山を舞台に、埋もれた歴史と人の子たちの想いが、いま紐解かれていく―。

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著者プロフィール

第17回電撃小説大賞で<メディアワークス文庫賞>を受賞。「空をサカナが泳ぐ頃」でデビュー。

「2023年 『神様の御用人 継いでゆく者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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