- Amazon.co.jp ・マンガ (178ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048654326
作品紹介・あらすじ
恋する気持ちがわからず悩みを抱える侑は、先輩・燈子が告白を受ける場面に出会う。誰からの告白にも心を動かされないという燈子に共感を覚える侑だが、やがて燈子から思わぬ言葉を告げられる。「君のことが好き」
感想・レビュー・書評
-
誰のことも特別に思ったことがないのを悩む侑と、誰に告白されてもドキドキしないから付き合わない次期生徒会長・燈子。
今まで読んだ百合漫画とはまた違った新鮮な感じで、すごくよかった。
恋愛に関する言葉を「わたしのものにはなってくれない」と表現した冒頭や、「ほかの人より羽が生えるのが遅いだけ」といった、恋する気持ちに共感できない侑の感覚が分かりやすい。
燈子の方が侑を特別に感じ始めて、それを冷めた感覚で捉えるのが侑だとは予想外。
普段は頼れる優等生の燈子が、侑の意図的な行動に表情を変えて可愛らしい。
続きは来年の春。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アニメから入りました(笑)
百合系ビッグタイトルの一つ♪連載は、電撃大王だったから、男性誌、女性誌という括りにはあまりハマらないけど、絵柄から言えば、どっちかってえと男性寄りの雑誌での百合モノには驚き、とジェンダーレスの時代に何を言ってるのか私は(笑)
好きであること、好きになること、好きになれないこと、好きだから、好きだけれども、好きでいさせて--様々な「好き」想いが描かれていきます。
あ、「嫌い」がない!
侑の「やはり、私は先輩は好きになれない」という気持ち、突然のキスと告白「好きでいさせて」への戸惑い?思いの揺らぎを味わいますかね。
#やがて君になる
#漫画倶楽部
#漫画好きな人と繋がりたい
#漫画好き
#漫画 -
やたら高い前評判と装丁の素晴らしさから。なるほどこういう展開。自分は人と人との関係性が好きで読むタイプなので、単にイチャコラドキドキしている百合よりは、こういう徐々に構築されていく関係の方が好きかも。おそらく巻を追うことでよりハマっていくと思うので期待。
-
恋愛感情がわからない少女と、その少女に恋をした先輩のガールズラブ。ミステリアスな先輩に振り回される平凡少女という王道より、寧ろきらきらと恋をする先輩を恋がわからない少女が実験的に振り回したりする流れのようで意外。
感情の動きや表現がナチュラル且つ惹きつけられるので、つい紙面の向こうに入れ込んでしまって、ドキドキハラハラしっぱなしでした。過度なデフォルメに頼らずともここまでテンポよくほんわかコメディ空間を描けるのかと勉強になりました。
あと、少女たちのキャラが自然です。二次元的に理想化されたキャラクターではありますが、見ていてあまり違和感を覚えないリアリティ。葛藤があって、でも軽くて、女同士ではつい距離感が近くなって、でも壁はあって、そういったエッセンスを上手く落とし込んでるからでしょうか。
全体として非常に良い作品でした。これだから前情報もなく本屋で衝動買いするのは楽しい。 -
きらきらした感情。恋に焦がれるがそんな感情に一切なれない主人公侑
そんな侑に特別な感情を抱く上級生の燈子
そんな二人の関係
だが、そんな燈子に対してもどきどきを感じない故に特別な関係になっていく
どんな風に進むか?ちょっと気になる話でしたね -
槙くんかわいい
-
繊細な恋の物語。すごく好きだった。
-
本来は再読で、当初は2巻まで出てたタイミングから、もう既に何度も読み返してるのでざっくりと。
読み返すほど真意に気づける丁寧な台詞の構成、すっきりとしながら手抜き感のない可愛らしい絵柄(これとジャンルに惹かれて購入を決めた記憶)、なにより条件で人を好きになる恋愛ものとしての特異性。論理じゃないはずの恋愛を論理的に描くことで、感情をひもとく面白さが備わっている。一味違う百合漫画であることは、一話の時点で伝わるし、次第にその感じは強まっていく。 -
全巻読了。
結果だけ見れば予想通りの展開だったけど、キャラクターの感情表現が上手で引き込まれた。特に侑の感情の揺れ動きが一番なんかこう...よかった... -
テレビアニメ終了後2年たち、コミックスは完結したのに2期が作られる様子がないので、コミックスを読み始めた。
本巻はテレビアニメの概ね1~3話に当たり、読んで分かったが、かなり忠実にアニメ化されている。アニメを見られる環境があるなら、自分には、演出等も含めそちらの方がよりオススメに感じた。