真白、はじめてのお伊勢参り (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 59
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048654685

作品紹介・あらすじ

おいら、柴犬の真白。お春ちゃんの病を治すために、伊勢神宮ってところへ行くことになったんだ。え? もちろん、おいら一人(?)きりさ。初めて江戸を出るんだけど、がんばるよ! ねぇ、ところで伊勢って、どこ?

感想・レビュー・書評

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  •  2015-12-23

  • 時は江戸時代。真白と名付けられた白い芝犬は大好きな主人のお春ちゃんの重い病気を治す為に伊勢神宮へお参りへ行く。江戸→伊勢までの道のりは約470km。その壮大な旅路で色々な出来事を体験する。道中で出会う人々の優しさや、逆に人間の愚かさを知り酷い目に会ったりする。歴史上の人物にも何人か出会ったり、その土地の名産物を食したりしてほっこり暖かい気分で物語は進む。終盤、江戸凱旋後のストーリー展開に願い叶って良かったと胸を撫で下ろす。良い事をすれば必ず返ってくる。やっぱり神様はちゃんと見てるのだよ。

  • 江戸の長屋に住まう白犬、真白が
    飼い主お春ちゃんの病が癒えるのを祈願しにお伊勢参り。
    道中で出逢う人達とのハートウォーミングな物語。

    ブクログ献本企画で当選しなければ出逢えなかった本。
    出逢いって素晴らしいねー

  • 題名に惹かれて手に取ったら、なんとも可愛らしい話だった。
    犬が病気の飼い主の快癒を願ってお伊勢参りをするのだけど、道中遭遇する名もない町人さん達に混じって、偉人が出てくるでてくる(笑) 真白が旅した道を考えるとあり得なくはないのだけど、まぁなんとも贅沢な旅ですね。羨ましいぜ。

  • さら~っと読むには良いけど…内容は薄い。(決して悪いわけではない)
    一つ一つのエピソードが、全てご都合主義に終わっており物足りない…主人公(主犬公?)の真白にもたまに苛立ちを感じてしまった…

    カバーも口絵も可愛くて、つい惹かれてしまったけど早まったかなぁ。

    もっとエピソードを削って、掘り下げるのが良いのかな…テーマは面白いと思いました!

  • 【山を越え、川を渡り、約470km。波瀾万丈の旅をする柴犬のほっこりストーリー。】

     おいら、柴犬の真白。
     お春ちゃんが重い病にかかってしまった。お医者様に診てもらっても原因がわからないらしい。そんなとき「伊勢という場所に有名な大神宮があって、そこには八百万の神様の中でも一番大きな力をもつ神様がいる。その神様にお願いすると、なんでも叶えてもらえる」って聞いたんだ。
     おいら、伊勢に行くよ! そして、お大好きな春ちゃんを元気にしてもらうんだ!!
     でもさ、伊勢ってどこ?

     江戸から伊勢まで約470km。長い長い、そして波瀾万丈の旅が始まる。真白は無事、伊勢に着けるのだろうか?

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著者プロフィール

第19回電撃小説大賞〈メディアワークス文庫賞〉を受賞し、『路地裏のあやかしたち 綾櫛横丁加納表具店』でデビュー。

「2021年 『午後十一時のごちそう ~三ツ星ゲストハウスの夜食~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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