いでおろーぐ! (4) (電撃文庫)

著者 : 椎田十三

• KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2016年3月10日発売)

作品紹介・あらすじ

夏休みの恋愛イベントに怒りの鉄槌を！
大人気のリア充爆発アンチラブコメ第4弾！

「反恋愛活動に夏休みなどない！」
期末テストを乗り越えて、ついにやってきた長期休暇。『ダラダラと過ごす夏』を心待ちにする高砂だったが、領家の発案で反恋愛思想の強化を理由に海へ合宿に行くことに！　なぜかついてきてしまった女児も巻き込んで、夏真っ盛りの海水浴場へ乗り込んだメンバーたちはリア充粉砕の嵐を巻き起こす――！ 　さらに縁日へ花火大会へ、リア充あるところ反恋部あり！　砂浜のスイカもゲバ棒で叩き割る、リア充爆発アンチラブコメ第4弾登場！

感想・レビュー・書評

[芳樹さんの感想 · 2023年11月21日]

【Bookwalker読み放題】期末テストを乗り越えて、夏休みに突入した反恋部の活動を描く第4巻。海辺の町で強化合宿を決行したり、怪談の謎を追って夏祭りに参加したりと、反リア充を謳いながら、なんだかんだとひと夏のイベントを楽しむという矛楯が今回もツボに刺さりますね。特段物語が大きく動くこともなく『夏休みの活動記録』的に終わるのかと思いきや、最後に高砂から領家へ向けた決意のような想いが語られているのが良かった。何という深い愛であることか。物語に動きはなかったものの、二人の関係は少しずつ変わるのかもしれないね。続きが楽しみです。

著者プロフィール

第21回電撃小説大賞《銀賞》を「いでおろーぐ！」にて受賞。2015年、同作にてデビュー。

「2018年 『いでおろーぐ!７』 で使われていた紹介文から引用しています。」