ヒーローズ(株)!!! (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 1144
感想 : 118
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  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048659505

作品紹介・あらすじ

読んだ後は元気になれる人生応援ストーリー

「なーんの面白味もない人生やったなあ」――病床にある祖父の言葉が頭から離れないコンビニ店員の修司・26歳は、ある日、借りのある同僚から『ヒーローはキミだ!』という胡散臭い求人広告のアルバイトを持ちかけられた。しぶしぶ指定された場所へ向かうとあったのは、今にも崩れ落ちそうな雑居ビル。そこの会社にいたのは、初老の紳士、ホストのようなチャラ男、そしてよくわからない話をする恰幅の良い社長。いきなり任された仕事は、今をときめく人気漫画家の"お守り"?
読んだ後はきっと元気になれる、著者会心の人生応援ストーリー第2弾!

感想・レビュー・書評

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  • コンビニでバイトをしている主人公・修司。ある日バイト仲間から、依頼人をヒーローにするという斬新な会社を紹介され正社員に。生き方、考え方、捉え方がキャッチーに描かれた応援小説。

    帯につづられた「読んだ後はきっと元気になれます」のメッセージに惹かれ、そこそこ元気な私がもう少し元気が欲しくて手に取った。

    著者の作品は「ちょっと今から会社辞めてくる」「ちょっと今から人生変えてくる」から3冊目。兎角、読みやすい文体は一貫していて好感が持てる。

    更に、著者の出身が私の故郷の隣町であることを本作の紹介文で知り更に親近感が湧いた。

    本作もサクサクと2時間ほどで読了。
    帯通り元気と、少しの感動を受け取った。

    登場人物のキャラと発言が良い。

    修司の祖父は言う。
    「なーんの面白味もない人生やったなあ」
    ユーモラスが過ぎる発言に敬礼。

    修司をスカウトした道野辺は言う。
    「成功への唯一の近道は、遠回りをすることです」
    効率ばかりを求めがちな自分を反省。

    修司の仕事仲間のミヤビは言う。
    「人は考えることを放棄した瞬間、人間じゃなくなるんスよ」
    私へと真っ直ぐに刺さった激励。

    自分にとってのヒーローとは。
    自分も誰かのヒーローになれるのでは。

    ありがとう、北川恵海。

  • 【ちょっと今から仕事やめてくる】の北川恵海さんの作品
    このヒーローズ㈱もシリーズ化してるようで、次の作品も積読してます

    北川さんの作品は疲れてる現代人の背中を押してくれる作品が多くて良いですね( ´,_ゝ`)
    非常に読みやすい

    仕事を辞め コンビニで働く田中修司がバイト仲間に紹介された「ヒーローを作る仕事」
    この仕事と出会い 人生が変わる、人生を見つめ治す

    ヒーローズ㈱の先輩の道野辺さん、ミヤビ君も自分に十字架を背負って生き、主人公の修司も自分のトラウマを、ヒーローズの仕事をこなしながら乗り越えていく!

    自分達が思ってる以上に世の中はヒーローで溢れている!!
    コロナ疲れしてる 今にピッタリ
    緊急事態宣言や蔓延防止措置を繰り返されてますが、極力出歩かないようにしましょう
    今やるべきこと、今しかやれない事をしましょう(⌒0⌒)/~~

  • 感想
    じいちゃんの面白みのない人生発言は自分にも刺さった。自分が常に気にしていることだからだ。

    仕事の内容はなんか電通みたいなこと?楽しそうだし、そんな会社があると良さそう。

    あらすじ
    痴漢の冤罪で仕事を追われた田中修司はコンビニでバイトをしていた。そんな修司はある日、入院中のじいちゃんの「なーんも面白みのない人生やった」という言葉がやけに胸に刺さる。

    バイトの同僚の拓に誘われて、ヒーロー株式会社で働くことになった。その会社は、ヒーローになりそうな人を応援する会社だった。漫画家、俳優などのやりたいことに付き合ったり、ストレスを発散させたりする。修司は、過去の痛みを乗り越えて、ヒーローを手助け出来るのか。

  • 読んだ後は元気になれる人生応援ストーリー!
    裏表紙の内容紹介の冒頭に書いてある。
    もうその通りです!ほんと元気になりました。

    登場人物みんなが優しい。過去、色々あったけど、とにかく優しい。

    年明け早々、読んで良かった。

  • 導入部分で一気につかまれました。
    少年がどうなったかスゲー気になりながら読んでました。
    どうなるかを気にしながら読んでいたんだけど。
    ハンカチの謎も持ちながら。

    伏線回収もするし、おもしろい作品だと思います。
    仕事をする活力になる本だと思いました。
    あとがきも関心されられました。
    ぜひ、あとがきまで読んで欲しいって思いました。

  • 帯に書いてある、読んだ後はきっと元気になれます。に期待を込めて読んでみました。
    初めは90歳のおじいちゃんのお見舞いをめんどくさがったりしていた主人公がこの会社に関わって成長していくような話。
    おじいちゃんのメロンの話や冒頭のハンカチの張り紙の裏話や東條先生の過去の話に感動しました
    道野辺さんの過去の話が書いてなかったので気になっています。笑
    ミヤビの話していた正義の箱と反正義の箱どちらが正義の箱か当てる話は確かにそうだなぁと思いました。
    久しぶり読んでるページをめくるのが止まらない作品に出会いました続編読んできます。笑

  • 文中に出てくる祖父の言葉に『幸せとは何か?』と改めて考えさせられた1冊でした。
    というものの、難しくて哲学的な小説ではなく、最後まで軽い気持ちでサクサクと読むことができました。
    前作同様、おすすめです。

  • 「ちょっと今から仕事やめてくる」が面白かったので、著者の2作目のこちらを読んでみた。
    主人公が真面目で優しすぎるが故に少し弱いところがあって、でも最後は前向きな気持ちになれるストーリーというのが共通している。
    続きが何冊かあるようなのでそちらも読んでみたい。

  • 読んだ後は元気になれる人生応援ストーリー!
    「なーんの面白味もない人生やったなぁ」…病床にある祖父の言葉が頭から離れないコンビニ店員の修司・26歳は、ある日、借りのある同僚から『ヒーローはキミだ!』という胡散臭い求人広告のアルバイトを持ちかけられた。その会社にいたのは、ちょっと癖のある人たち。いきなり任された仕事は、今をときめく人気漫画家の〝お守り″?わけがわからないながらも真面目に仕事をこなす修司は、次第に信頼を得るように。しかし、そんな修司の前に過去のトラウマが立ち塞がる…。

  • 序章って感じ。次も読んだらもっとハマるかも。
    そして次も読みたい。

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著者プロフィール

大阪府吹田市出身。『ちょっと今から仕事やめてくる』で第21回電撃小説大賞“メディアワークス文庫賞”を受賞しデビュー。本作は70万部突破のベストセラーとなり、映画化。爽やかでけれんみのない文章で、読む者を元気にする。主な著書に「ヒーローズ(株)!!!」シリーズ、『ちょっと今から人生かえてくる』『星の降る家のローレン 僕を見つける旅にでる』がある。

「2021年 『文庫 真夜中のメンター 死を忘れるなかれ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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