ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.11 (電撃文庫)
- KADOKAWA (2016年6月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048659567
作品紹介・あらすじ
新職解放のアプデが無事に済むとか思った?
――残念! キャラがバグっちゃいました!
「致命的な不具合が発生したため四次転職を行った全キャラを一時的に凍結します」
新職解放のアップデート当日。ワクテカしながら転職した残念美少女・アコたちネトゲ部一同(セッテ除く)を待っていたのはまさかのバグとキャラクター凍結!
しかも運営さんの次なる一手は――期間内に新キャラを作成し、レベル30にできた方にプレゼントをあげちゃいます! ってなんですかその対応は!
「対応が斜め上だー!」 「お詫びにレベルを上げさせてあげます!やりましたね!」
「やったっていうか、やらかしてるわよね」「運営サイドも混乱しているのだ……」
と言いつつ、せっかくなのでと普段と違う職業で新キャラを作ったアコたち。
慣れない新キャラに大混乱しつつも、誰もがキャラ凍結を食らっているせいでオープン直後のようなカオス空間になったLA内で、レベル1から始める大冒険のスタート!
……でも、夫婦状態の凍結に合わせたアコと英騎のやりとりが、リアルのクラスにまでカオス状態を巻き起こし……二人の愛がクラスの危機まで救う、かも?
アニメ絶好調放送中! 残念で楽しい日常≒ネトゲライフ、混乱必至の第11弾!
感想・レビュー・書評
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アニメ放映時に発売された11巻は、新職を実装する大型アップデートが実施されるも、クリティカルなバグによってキャラは凍結、頓珍漢な運営の対応によりサブキャラでプレーすることになって……という展開で物語られる物語である。
先の巻では新年度を迎え、新たな船出を迎えたネトゲ部が一年生の勧誘に奮起する物語であったが、今回は新しいクラスでの立ち位置に四苦八苦する流れになっている。リアルでもネトゲでも、この辺の物語は自分たちの立ち位置を再定義するようなニュアンスが強い。
色々思い悩みながらも、結局は自分らしさに立ち返っていくところなどは実に青春物語らしく、その悩ましさも含めて非常に爽快である。ネトゲという題材を取りながら、その実シンプルに青春物語を紡いでいる本シリーズとしては、本当にらしい物語だっただろう。
三、四回ほど通読したが、星五つと言う評価は揺るがなかった。
本シリーズの流れからして、次の巻で一つ終止符が打たれることになると思うが(おおむね三巻構成で大きな流れが展開している)、楽しみに待ちたいところだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ついこないだ読んだばかりだと思ったら、もう新刊が出ていた。調べたら前巻出たの4月だから2カ月ペースでの刊行だよ。作者大丈夫?
今巻は転職アプデに伴いバグが発生し、自キャラが凍結されたみんな(セッテさん除く)が新キャラを作り、初心者エンジョイする。それと連携してアコがクラスで「普通の女子」を目指す話。
正直なところぱっとしなかった。新キャラでネトゲをするわくわくさよりも、倉庫等が凍結されることによるぐだぐだ感の方が前に出ていたし、効率重視に感じて初めてネトゲするんだというわくわく感は見られなかった。分厚い割には会話もキレがない。ルシアンといい感じの恋人関係になって、クラスメイトからも適度な距離感で可愛がられ、部活では気の合う仲間とわいわいゲームを楽しむ……アコは現状に十分満足しているから、これ以上望むものはないのかも。部活に新入生も入らないし、このまま卒業までだらだら過ごすだけなのは、アコ達本人は楽しいかもしれないけれど見ている方としてはキツいかもなぁ。方向性はどうなるのやら。 -
相変わらずのクオリティ。
ネトゲしてないのでわかんないけど、
まあ、アップデート直後のバグなんてありがちだしなぁ。 -
新入生が全然出てこないのでLv.10よりも時期が前かと思ったらそういうわけじゃなくて(秋山さんが正式部員になってるし)、出てくるキャラを絞ってメインキャラの考え方の変化をしめす巻にしてあるのかしら。