明日、ボクは死ぬ。キミは生き返る。 (3) (電撃文庫)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
4.08
  • (7)
  • (13)
  • (5)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 108
感想 : 14
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048660242

作品紹介・あらすじ

『おまえの寿命の残り全てで彼女を生き返らせてやろうか?』雰囲気ヤンキー・秋月の体を1日おきに乗っ取る美少女・光。彼女とのハチャメチャ二心同体生活に最大の危機が!交換日記以外では会話すらできない光に恋した秋月が迫られる究極の選択-。徐々に寿命が減りつつある光を救うべく、秋月は立ち上がるのだが…。そんなある日、手がかりを探る秋月のもとに、彼らと同じく"2つの心が同居する仲間"と名乗る人物からのメールが舞い込む…。いつでも背中合わせだった2人が下す決断とは-!?「ぼっちな俺」と「残念な彼女」による人格乗っ取られ青春コメディ、第3弾!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 引き伸ばさずというか引き伸ばせずか
    それなりに格好つけてまとまって結構である
    ヒロインの魅力を徹底して立てる主人公という
    良いところを自覚的に協調した
    編集の手腕が光った作品のように感じたので
    次はよくよく登場人物たちの役割をきっちり俯瞰して
    ライトノベルの中高生向け娯楽という点をわすれず
    そしてこの長所を持ち味に今後もがんばっていただきたい

  • 【悲報】もう3巻。
    【朗報】まだ3巻。
    まだ番外編はあるみたいだけど本編はこれで完結らしいね。泣けるラブコメの決定版として屈指の名作になって頂きたい。
    光絡みのコメディパートは勢いよく、切ない場面はしんみりと読ませる。そういう見せかたが素晴らしかった!
    何より新人でこれだけ描けるのだから末恐ろしい。次回作は気長に待つのでより良いものをよろしくお願いします。

  • 全体的に、駆け足感のある最終巻。

    設定が設定だけに長く続けることができない、というところで短く終わらせるつもりだったのかな。
    ひとつの体にはひとつの魂、という当たり前の設定の元で、どのように終結するのか、なんとなく想像がついてしまうあたり、そこにワクワクする感情はなかったし、大学生になった秋月くんも結局変わったのか変わってないのかよくわからなかった。

    3巻で済んでよかったと思うべきなのかは判断が難しいところだが、自分の中の最終着地点としては
    「可もなく不可もなく」といったところ。

  • 完結! 
    すべてが丸く収まるハッピーエンド…というわけではありませんが、変にご都合主義に走るよりは、こっちのほうがいいです。
    美しい物語をありがとうございました。

  • シリーズ第三作であり、これで完結です。二作目を読んだ時点ではまだまだ続くと思ったのですが、見事に完結しています。スピード感もあり、展開の不自然さもとくに見られません。全体を凝縮して全二巻でもよかったのでは、と思いつつ、もっと掘り下げて書いてほしい部分もあったので、何かの形でまた(番外編でも)読めたらいいなあと思います。

  • 絶対に顔を合わすことができないひとつの恋。本当に素敵だった

  • もう一組の二心同体仲間の、同じ体を一日おきに交代で使うってギミックの使い方が伏線の出し方の上手さもあってとてもキレイに着地した印象。
    夢前光をはじめとした方々が、相変わらずハイテンションで意表をついてくるので笑ってしまう。
    ラストはもうちょっとじっくり見たかったかも。

  • 最期へ向けたたたみかけでジーンときたところに、オチでとどめを刺されるという、泣きの構成。新キャラもなかなかの難物で、主人公はホント女難。
    前巻でも前々巻でも書いたけど、主人公は懐がデカすぎる、そりゃ惚れるわな。救われたのは自分自身というのが、とても良かった。

  • 完結。月並みだけどイイお話でした。外で読んでなかったら間違いなく泣いてた。まぁチラッと読み返しても泣けたけど(苦笑)結末として大団円はないのは分かってたんだけど、どうにかしてあげたかったという気持ちと、どうにかしちゃうのも問題あるだろうしいい落としどころだったかと気持ちが半々。既刊のとんでもない落ちや日常(?)で笑わせてもらい、最後でしっとりと締められたいい作品だったと思います。最後があんな終わり方だったから、少しでもいいから彼/彼女らが幸せにいられますように。お疲れ様でした。

  • 今回もしっかりキャラで魅せてくれたな。
    隼人と千秋はここ最近のベストカップルといってもいいかもしれない。
    二心同体という設定を上手く使ったギミックもよかったしね。

    そして後半、訪れる秋月と光の別れの予感。
    しんみりきたわー。
    基本的に光の明るさとはちゃめちゃさで引っ張る作品だから、余計に喪失感が半端なかったな。
    でも希望のあるラストは素直に感動した。

    1巻から全体を通して、ほんと楽しい作品だった!
    光が素敵過ぎるね!
    そして楽しいだけじゃなく、しっかり読ませるところは読ませる、素晴らしい作品でした。
    アニメ化しても上手くいくんじゃないかな。
    次回作も期待!

全14件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

作家

「2020年 『午前3時33分、魔法道具店ポラリス営業中』 で使われていた紹介文から引用しています。」

藤まるの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×