彼女と僕の伝奇的学問 (3) (メディアワークス文庫)
- アスキー・メディアワークス (2013年10月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (370ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048661461
作品紹介・あらすじ
民間伝承研究会の仲間、早池峰雪希が突如大学を去った。さらにその直後、彼女の妹を名乗る少女・氷雨から『姉を助けてほしい』という連絡が入る。残された啓介たちは、一路彼女の実家がある岩手県は遠野-著・柳田國男『遠野物語』の舞台へと向かうことに。だがたどり着いた先で、雪希は謎の集団から『ワラシ様』と呼ばれ、新興宗教の教祖のように扱われており、啓介らの呼びかけにもまるで応えなかった。メンバーは何とか彼女から事情を訊きだすべく行動を開始するが、奇妙な現象が起こり始め-?
感想・レビュー・書評
-
不思議な雰囲気を持っていたサークルの少女のが失踪してしまった。
その少女を助けに行くという話。
さすがにネタ切れ感が否めなかった。これまでと展開があまり変わらないのが痛い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
想像していたラストと違ったけど、面白かった。
遠野物語って読んだこと無かったけれど読んでみたくなったな。
申し訳程度でいいから恋愛要素を入れてくれたらもっと良かったんだけどな。 -
3作目。満を持して民俗学の原点とも言える遠野へ。
少々ファンタジーになってしまっているのがこのシリーズらしくないかも。オチもぼかされているようで少しわかりにくい感じになってしまっています。
まぁ、避けては通れなかったエピソードということなんだと思います。この巻で作品内ではちょうど1年がまわって、次の巻からは新しい年度となります。研究会も新体制になりますね。 -
えらいファンタジーのぶっ飛び感が前に比べてもプラスされたような…。
今回のメインは早池峰雪希。
彼女が実家に帰って戻らなくなり、その妹から連絡を受け、研究会の面々が助けにいくという半ばお決まりのストーリー。