男子高校生で売れっ子ライトノベル作家をしているけれど、年下のクラスメイトで声優の女の子に首を絞められている。 (1) ―Time to Play― (上) (電撃文庫)
- KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2014年1月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048662734
作品紹介・あらすじ
僕は高校生にして電撃文庫で作家デビューを果たした。執筆のため1年間休学した後、転入した高校で出会った彼女・似鳥絵里は新人声優で-僕の作品のアニメの出演者だった。僕らは、学園内で自分の仕事を秘密にしているけれど、似鳥はクラスの人気者、僕は一人ぼっち…。そんな僕らが会話を交わす唯一のチャンスは毎週木曜日、アニメのアフレコに向かう特急列車で、隣の席に乗り合わせるときだけ-。よりよい演技のためにと、彼女からの作家業についての質問に答えていくうちに-どうしてこうなった?これは、僕が、やがて意識を失うまでの、走馬燈のような、お話。
感想・レビュー・書評
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所々に伏線らしきものを感じさせつつ、作家業ハウツー話で終わってしまった感のある上巻。すごく特別な話かというとそんな感じでもない。それでもおもしろく、どこかわくわく感じながら読めてしまうのは、文章のテンポがいいせいでしょうか。
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2014/07/29
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あるシーンで「どうしてこうなった?」っていうのだけが引っかかって読んだ…のに、《続く》だった。えー、マジか。電撃文庫小説家がなにをやってるか、会話で懇切丁寧に教えてくれるけど、やや盛り上がりに欠ける内容。ラノベとしては、挿絵も中身も全く危なげなさすぎる本です。小学校でも大丈夫。珍しい。あと、図書館でかりたんだけど、貸出状況をネット上で見たら、今まで借りた本で間違いなく水色になってる題名の長さがNo.1。
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作家に関してのことを主人公が淡々と語っていくだけだが描写の仕方や例え話、会話のテンポなど読みやすさがあり面白かった。まだ話としては序盤なので続き読んでみたい。
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既刊3巻。この先は出そうに無いけど…あとがきで10巻まで出す予定と言ってたけど、ほらまたどーせ…
『小説家になろう』講座のような感じで読み進んでいたらいつの間にか首を絞められていたような気分。
話とキャラクターは面白かった。けど、これを読んで共感したら作者の思う壺だから避けたい。
表紙カバーの裏の『ヴァイス・ヴァーサ』の造り込みが凄い。 -
内容が序盤過ぎてストーリーとしては評価不能。
ラノベ作家の内情がゆるく語られてるのは興味深かったです。 -
衝撃の首絞めシーンから始まり、そこから平行して、「僕」が作家になった過程を語るという、一風変わった語り口の物語である。「なぜ首を絞められているのか」という大きな謎を中核に据えたまま、上巻は特にその辺りに触れずに進むため、物語としてはあまり面白くはない。ただし、主人公の作家になるまでの話は面白く、電撃文庫の内情も垣間見えてメタフィクションのような体裁になっている。キャラクターも極端に少なく、作家である主人公と、声優のヒロイン似鳥しか現れない。上巻の時点では書き割りめいた印象ではあるが、ヒロインはやや謎めいていて、安易に全てを出さないのは良かった。上巻では判断はできず、感想は下巻に持ち越しとなるだろう。
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現場に向かう途中にだけ行われる質疑応答。
彼女はどうして彼の首を絞めているのか、小説を書くわけでもないのに何故事細かく質問するのか。
疑問が多く残る一冊だった。 -
いわゆる暴露モノだけども、ストーリーの合間に散りばめられている豆知識的なものはおそらく時雨沢先生がこれまでに体験してきたことであろうと思う。売れるってのは内容の良さだけじゃなく、色々な偶然やタイミングが無いとダメなんだよなあ。