推定未来 ―白きサイネリアの福音― (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 48
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048667166

作品紹介・あらすじ

決められた未来はない。だが、予測できる未来はある。どんな瑣末なデータからでも予測された未来の犯罪は未然に防ぐ、という警視庁の眉唾部署・捜査一課犯罪未然防止対策係-通称「ミゼン」に転属となってしまった巡査部長の君島透。ミゼンのことを胡散臭いと疑う彼だったが、そんな男をスカウトしたのは「人の不幸を呼ぶ女」と噂されながらもミゼンの存在と犯罪防止を信じて疑わない若き美人係長・如月美姫だった。困惑しながらも如月の下で事件を追う君島は、やがてある真実へと辿り着くことに…。

感想・レビュー・書評

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  • シンプル且つ自然で丁寧な人物描写が○

  • なかなか良かったのに、途中でわかっちゃって残念。主人公のキャラ崩壊しちゃったから、続編は無理かな。残念。良いテーマだったのに。

  • 決められた未来はない。だが、予測できる未来はある。
    どんな瑣末なデータからでも予測された未来の犯罪は防ぐという目的の部署犯罪未然防止対策係、通称ミゼン。
    胡散臭いと疑われる部署に転属となってしまった主人公は困惑しながらも仕事に励んでいく。

    もうすこしじっくりやってもよかったんじゃないかな?
    キャラももう少し立たせてね。
    前半の主人公の関係者の話で1冊、後半の事件でも1冊くらいでちょうどいいと思いました。
    それといい意味での余計な話、この部署がどういった部署でどんなことをやっているかとか、膨らませ方はあったんじゃないかと思いますね。

  • 双子という設定が出た時点で読めるオチ

  • 決められた未来はない。だが、予測できる未来はある。どんな瑣末なデータからでも予測された未来の犯罪は未然に防ぐ、という警視庁の眉唾部署・捜査一課犯罪未然防止対策係―通称「ミゼン」に転属となってしまった巡査部長の君島透。ミゼンのことを胡散臭いと疑う彼だったが、そんな男をスカウトしたのは「人の不幸を呼ぶ女」と噂されながらもミゼンの存在と犯罪防止を信じて疑わない若き美人係長・如月美姫だった。困惑しながらも如月の下で事件を追う君島は、やがてある真実へと辿り着くことに。

    警察内が舞台。
    警察ものはなんとなく読みにくくて、ドラマで見る方が好きだったがこの話はテンポが良く、文章も読みやすかった。展開が早いのがもったいない。続編があったらいいのにと思う作品なのに、終わり方からすると続編はないのかな。

  • テーマとしてはおもしろい。現実的には発生していない事件に警察が介入するのは、もっといろいろなハードルがあるとは思いますが、確かにネット上に氾濫しているデータを分析しきれるだけの処理能力を投入できれば、ある程度の確立で犯罪を予報することは可能かもしれません。
    ただ、本作は小説としては少し急ぎすぎな感じです。いきなり最終回みたいな展開で、前半と後半のギャップが大きすぎます。ちょっともったいないですね。

  • 2014 7/1読了。Amazonで購入。
    『月光』の間宮さん、最近出てないなあ・・・と思ったところで出てきた新作。メディアワークス文庫か・・・確かに、電撃っぽくない作風だったしそれは良いのかも。


    ただ、青春小説(主人公が高校生くらいまで)の方がいいんでないかなあとは思ったりする。次も買うけども。

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著者プロフィール

岐阜県出身。2010年、『月光』(電撃文庫)にてデビュー。軽妙な語り口で硬派な人間模様を描き出す。著作に『推定未来 白きサイネリアの福音』(メディアワークス文庫)など。

「2018年 『法廷の王様 弁護士・霧島連次郎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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