Windowsダンプの極意 エラーが発生したら、まずダンプ解析!
- アスキー・メディアワークス (2008年11月27日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048675093
作品紹介・あらすじ
そのエラー、ダンプを見れば解決します!5000本を超えるダンプを解析してきた著者がそのノウハウを伝授。
感想・レビュー・書評
-
なかなかの良書。ダンプ解析の入門にはとてもよい。惜しいのは、少し前の本なので64ビットOSに関しての記述がまったくない点。それでも、基本的なテクニックを学ぶ上では非常に役に立つ一冊だろう。
・・・がしかし、読んでいて暗澹たる気持ちになったのも事実。この本に書いてあることをサクッと理解できるだけの技術者を養成するには、いったいどれだけの金と時間がかかることやら・・・。だが、どれだけ時代が進んでも、誰かこういうことをやる奴はいないといけないのだ。
著者の方は自分とほぼ同世代のようだ。著者紹介には「あるある」と言いたくなるようなことが多数。「あー、コプロセッサ買ったよねぇ」「あー、ジュリア集合描いたよねぇ」など。まだパソコンの「中味」が見える時代だったからこそ、しくみを理解した上で解析できる技術者が育ったということもあるだろう。今後、この手の技術を持った人は貴重になるはずだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
あまり詳しくなかったので、Windowsの理解も兼ねて前半の概要部分のみ読んでみた。結構分かりやすく、「ダンプ」自体をあまり理解できていなかったので、今回概要を理解できた。
後半は、ダンプの解析編だけど、アセンブラを理解している人であれば、興味を持って読めると思う。自分もアセンブラの経験あるけど、ここで終了。 -
(推薦者コメント)
ダンプファイルを解析するというのは、とても難しい。その手筋を詳しく解説してくれる良書。 -
日本語によるWindows上でのデバッグに関する資料として貴重である。内容も簡潔で入門書として最適。
-
「極意」ってほどでもないが、ダンプ解析のある程度のパターンが記されているので、さらっと眺めておくと良い。
-
面白いんだけど、ツール類の動きでつまづいちゃうとなかなか進まない。。。
半分くらい読んだけど、読み終わらないかも。。。 -
書き手の誠意は伝わってくる。精一杯、がんばってるな、とも思う。
しかしながらデバッガにおける、肝心の「ダンプコマンド」解説において、
「なぜ そのコマンドを選んだのか」
を先に述べていない・あるいは理由を具体的に述べていないため、読者の理解が遠い。というか意味がわからない。
一番重要なのは そこだろう?そこを解説するのが本書の最重要課題だろう?
編集者はそういったアドバイスを著者にすべきであったが、本書の難易度からいって、それは荷が勝ちすぎていたのかもしれない。
じつに惜しい。
そういったことも含め、Amazonのレビューのいくつかは、現コメントの時点では、妥当性を欠いている。
そのひとつ「(本書で)根本的なコンピュータの仕組みを理解することができます」というのは事実でない。
本書は、もともとコンピュータの仕組みを理解している人のみ、本書の内容を理解できる、というのが本当だ。
そこを期待すると誤る。