東京ヴァンパイア・ファイナンス (電撃文庫 し 14-1)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
3.08
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  • (1)
本棚登録 : 149
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048675192

感想・レビュー・書評

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  • 『地図男』の真藤順丈さん。人と人とをつなぐという意味ではどこか『詩羽のいる街』に通じるものがある。が、浅い。ラノベに対する偏見はないつもりだが、少々作り込みが甘いような。もっともっと練って欲しかった。近代犯罪の雛形が構成作家の集団によって創造されているという陰謀説は嫌いじゃない。

  • 話のテンポはいいし、キャラも立ってて、
    4つの話を織り交ぜて最後にひとつにまとめるという展開も面白いです。
    おそらく1つの話を4回続けてたらこうは行かなかったと思うので、構成がうまいのだと思います。
    ただ残念なのはオチが弱い。
    なんというか尻すぼみ。
    中盤までの引き付け方は良いだけに本当に残念です。
    でもこれって電撃大賞投稿時からこうなのか?
    それとも刊行にあたり続刊しやすいように変えたのか?
    もし後者ならこれは大失敗ではないかと思います。

  • 面白すぎて
    あっという間に読み終えてしまいました。

  • 2009/07/20読了

  • なんだこのスピードとパワーは...! とにかく速い! サブマシンガンを乱射
    するがごとく繰り広げられる言葉の鉛玉がそこかしこに飛びまくる。
    スゲーなー。 まだこの速さに対応出来る自分に安心したりします。

    ハチャメチャなストーリーは主人公たちの持つ力と、衝動で
    自然と収まり、読後もかなり気持ちいいです。
    「地図男」でのスピード感にもスゲーと思いましたがこっちの方が
    断然上。 その速さは90年代後半のアメリカン・ハードコアの如く
    ユーモラスかつ、シンプルで太い。

    今作を読んで喜んでる10代達の将来は明るい...のか?

  • <内容>
    超低金利<090>金融「ヴァンパイア・ファイナンス」を営む万城小夜は金に困る様々な人に金を貸していく。
    送り狼になりたい少年。振込詐欺に復讐を誓う老人たち。性転換手術を受けたい女性。ドラッグデザイナー……

    <感想>
    初版をかっときながら今更読んだorz

    印象としては伊坂幸太郎のギャングシリーズ?みたいに4つの人の話が最後にひとつになる話。

    でも伊坂幸太郎と大きく違うのは、ひとつに収束するのがエピローグ(結)か起承転結の転かの違いである。
    いや、結で収束しても……って感じ。

    これじゃぁ4つの完全に別の作品でしかないように俺は思った。
    酷いようだけど、これでよく銀賞とれたなぁ……

    ロウきゅーぶとこの差は酷いorz

  • ヴァンパイアとタイトルにあるけど、吸血鬼は出てこない。吸血鬼のように金をむしり取る金融会社かというとそうでもない。ただ吸血鬼に咬まれたようにハマってしまい同じ子金融になってしまう人たちの気持ちもあまりわかんないけどそこにハマれる人ははまるんだと思う。

  • 未読

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著者プロフィール

1977年東京都生まれ。2008年『地図男』で、第3回ダ・ヴィンチ文学賞大賞を受賞しデビュー。同年『庵堂三兄弟の聖職』で第15回日本ホラー小説大賞、『東京ヴァンパイア・ファイナンス』で第15回電撃小説大賞銀賞、『RANK』で第3回ポプラ社小説大賞特別賞をそれぞれ受賞。2018年に刊行した『宝島』で第9回山田風太郎賞、第160回直木三十五賞、第5回沖縄書店大賞を受賞。著書にはほかに『畦と銃』『墓頭』『しるしなきもの』『黄昏旅団』『夜の淵をひと廻り』『われらの世紀』などがある。


「2021年 『宝島(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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