白山さんと黒い鞄3 (電撃文庫 す 5-20)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 103
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048681506

感想・レビュー・書評

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  • なんというか、こういう“想い”のある物語は、大好きだ。

    シリーズ三作目。いろんな人のいろんな想いが明らかになっていく。
    白山さんの鞄に対する想い
    九衛の白山さんの言動に対する恐れ、衛に対する信頼
    汐の姐さんの対する想いと夢
    その姐さん(流姐)の汐に対する想い
    そして、あの遠咲先輩の両親に対する想いまで、
    もちろん、主人公衛の白山さんや九衛や汐に対する想いも

    それらが、どれもすごく自然で、切なくて、
    どうしようもないほど切実で、そして強い、———想い。
    そんな想いのぶつかり合いがこの物語を動かしていく。
    いいなあ、こういうの。
    今回は敵である流姐さえ、かっこいい。
    読んで、よかった。

    ラストの白山さんの言葉は、ある意味、お約束だけど、にやにやが止まらない(笑)

    さて、物語はこの先何処へ向かっていくのだろうか?
    期待したい。

  • 最後の破壊力は反則級ですよ、白山さん。九衛に嫉妬しちゃうあたりもグッドです。その九衛も今回は可愛くなったなぁ。そういえば衡くん不幸体質だったなぁと。二巻ではあまり記憶になかったのでその設定を忘れてました。やっぱり物語の肝だったんですね。

  • 9784048681506 2009・11・10 初版 337p

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