ご主人様は山猫姫 (5) 辺境中堅英雄編 (電撃文庫)
- アスキー・メディアワークス (2010年7月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048686464
作品紹介・あらすじ
ついに侘瑠徒防衛戦が始まった。伏龍の嫌がらせで帝国軍の足並みが乱れるも、劣勢は覆せず追い込まれていく。晴凛の超絶した弓技により、かろうじて敵の攻城兵器を食い止めているが、敵は三万の大軍。落城は時間の問題だった。一方、孤立無援の侘瑠徒にヤキモキしている少女が一人。タッケイ族のシャールである。「未来の旦那様が一大事」とばかりに、一人でも出陣すると息巻いていた。援軍はまかりならぬというお触れと強情な妹との間に挟まれ、族長のスンタタは脂汗を流すしかなく-。強運に恵まれてきた晴凛たちだが、さすがに今度ばかりは!?大人気シリーズ、第5弾。
感想・レビュー・書評
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[評価]
★★★★★ 星5つ
[感想]
今巻で侘瑠徒防衛戦が決着。
序章のタッケイ族のスンタタとシャールの掛け合いは侘瑠徒の街が置かれている状況が絶望的な状況であることに加え、物語が大きく動き出そうとしていることがわかり、良かった。
沢城は作戦立案まではその才能を発揮していたけど、こと実践では経験不足が露呈していたな。主席参謀が沢城で司令官が孟旗将軍という体制であれば、良かったんだろうがな。
また、伏龍を暗殺しようとした暗殺者は運がなかったな。侘瑠徒が普通の街ではないことが明暗を分けることになった。普通なら成功していただろうにね。
厳しい戦いだったが最終局面は手に汗握る戦いだったが勝利が決定づけられた瞬間はとても面白かったな。その後の展開も主人公と侘瑠徒の街の性格を簡潔に表し、良かったよ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今回では疑心暗鬼にハマった沢樹が別の意味ですごかった。傲慢な態度があそこまで行くと結果が予想できていたが、兵がかわいそうだ。
ご飯は、大事だよな。
タッケイの人たちがくまの精霊で駆けつける展開には、コミカルで面白いところだった。
仲間も増えてこれからがいいところだな。沢樹がいったいこのあとどうなってしまうのかも気になるところ -
話の盛り上げ方が面白い