ミネルヴァと智慧の樹始原 (電撃文庫 あ 30-1)
- アスキー・メディアワークス (2010年7月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048686563
作品紹介・あらすじ
「世界の真実とか、自分が生まれてきた意味とか、そんなことを考えても無駄なだけ」。"二十歳を過ぎた余生"をただ平穏に過ごそうとしていた大学生の森本慧。しかし彼の人生は、ある日突然一変する。世界の知を司る一枚の絵画、400年前に生きた錬金術師達の思念、そして美しき智慧の女神。慧の毎日は、理解しがたい出来事に満ち溢れ、やがで慧自身が、史実の改変を巡る歴史的な事件に関わることに…。これは時空を超えた、新たなボーイ・ミーツ・ガール・ストーリー。
感想・レビュー・書評
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初めましての作家さん。
省エネ設定のイマドキの大学生が簡単なバイトを始めたら、
いきなりお前はミネルバの梟と言われて、無駄な抵抗をするけれど、
どんどん巻き込まれてウロボロスが史実の改変を画策してるのを
阻止する為にぶっつけ本番のあり得ない作戦を決行する!
そういう恐ろしい計画をファウストに重ねて?語っていて
それを阻止するSFなお話しです。
表紙を捲って扉絵?を見た瞬間、新井素子さんの
グリーンレクイエムを連想してしまいました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ストーリーの運びに違和感を覚えるところがあったが、十分に楽しめたのではないかと。ただ作中にある作品を踏まえないとおもしろさが減ってしまうのでは?
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ファウストを踏襲しているラノベかと思って読んだけれど、あくまで物語のスパイス程度にしか出てこないし、深さがあるわけでもない。序盤はまあまあ面白く読めたけれど後半からは置いてけぼりになってしまった。荒唐無稽なストーリーは良いのだけど、シーンが見えにくく、今これ何がどうなって、誰がどこにいるんだろう…。と迷ってしまう。
現代ファンタジーという感じだけれど、これといって面白いわけでもない。 -
終盤で見事においてかれた。内容自体やギミックは良いんだけど、種明かしがストンと落ちない。惜しい。
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子供の頃の自由な時間は、社会人という大人になれば終了する。
そんな『余生』をどう生きて行こうかと、師匠に指示されながら
平穏に暮らしていた世界が、ある日突然反転した。
分かりたくない、と言いつつも、そのまま流されている、とも見える行動。
夢の中でさえも『非現実』ですが、まぁ夢の中ですし…とか思っていたら
そこもうっかり(?)罠だったw
話は説明が多いような…というか、世界樹の図を主人公に理解させるために
説明文が多い多い。
もうその辺りは斜め読みしてましたけど
これをきっちり消化できた人はすごいかと思われます。
別段心躍るような大逆転があるわけでもなく
すごい山場があるわけでもなく、でした。
うん読み終えた、という読後です。 -
どうやら2年前に積んだ本 なかなかいい
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世界観はかなり好きでした。 哲学、中世、錬金術、ファウスト。と私の好きなもの目白押しです。 続きがいつ出るのか気になるところです。
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表紙が岩城なので購入。
読まずに売却。50円也 -
ライトノベルという枠組みなら、電撃文庫以外での出版は難しいかなと思える作品でした。続きが出たら読みたいかと問われると、単巻完結でもいいと思えるので悩みます。
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ラノベにしては、盛り上がりにかけていた。
挿絵の配置のしかたも、ラノベくさくなかった。
電撃文庫ではなく、角川文庫の方が、合っている気がした。