- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048687225
作品紹介・あらすじ
退屈な日常から抜け出したいと思いながら毎日を過ごすシニカル男子・野々村。ある日、彼は美人で成績優秀、ゴシップが絶えない謎多きクラスのアイドル・月森葉子のノートを拾う。そんなアイドルのノートからはみ出した紙切れには彼女のイメージとは程遠い言葉-「殺しのレシピ」という見出しが書かれていた。思わず持ち帰ってしまった彼は翌日、月森に探し物がないかと尋ねるが、彼女からは「いいえ」という返事。そして数日後、彼女の父親が事故死する…。第16回電撃小説大賞最終選考作、ついに登場。
感想・レビュー・書評
-
ライトなミステリー風作品。
美貌・性格ともにパーフェクトな高校生を巡る事故(事件?)を解き明かしていく物語だが、あたまが切れる主人公含め、まわりを固めるメンバーが個性的。
語り口調は『高校生ぽくないなー』と思ったけど、テンポよく、すんなり読める作品。作者の間宮夏生さんのほかの作品も読んでみたいと思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
雄弁で多弁で饒舌な語りによって煙に巻くようにしながらも、真っ直ぐ真ん中を通る展開。
好みからは外れるが、それ故に面白さが見えて楽しい読書時間。
彼女が落とした「殺しのレシピ」、その内容通りに彼女の父親が事故死する。この時代(2010年刊)の空気感なのかも。 -
読みやすいし引き込まれます。特に、刑事が出てくる辺りから。
只、主人公の二人は好感が持てません。どちらも感情を何処かに置き忘れているみたい。
表紙の絵柄みたい可愛くない。 -
二人の関係性が好き。
ある意味理想的な関係かもしれない。
完全犯罪とは結構面白いことを考えたというか。
まわりから一歩離れた位置にいる主人公と、完璧な人格者の女の子のボーイミーツガールでよかったと思う。
個人的にはキャラもたっていたと思う。
それから、あとがきが一番面白かった。 -
1 冊完結。
ミステリー物。
月森葉子というキャラクターが怖くなる。 -
ヒロインの女の子がなかなか策士な子だったのですが、最後の一言になるほどな!っと可愛さを感じることができたかな。
いたって普通の内容だったので、クセはある方だけれど読みやすい方でした。
今後に期待で評価3ですね
白味噌さんを使ったのは正しい。キャラがかわいいよ! -
退屈な日常から抜け出したい少年がゴシップの絶えない少女が落とした殺人レシピを拾って、数日後彼女の父親が事故死するところから物語が始まる。
第16回電撃小説大賞最終選考作
物語はそれなりに面白いんだけど、キャラに魅力がない(個人的に苦手ともいう)ので途中から結構苦痛だった。
電撃作品なんだからやっぱりコメディも欲しいし、飛びぬけているキャラもほしい。 -
主人公キャラがすっごい不愉快で不快だったけど、内容は良かったしよくできていたしオチもまぁ良かったのでギリギリ許す。うん、面白かったよ。