タロットの御主人様。(10) (電撃文庫 な 11-21)
- アスキー・メディアワークス (2011年2月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048701334
作品紹介・あらすじ
ついに姿を表した黒幕"ジョーカー"は、アメジスティアを誘拐しその姿をくらました。それを追う秋人たちは真冬チームを味方につけ、アメジスティア奪還、そして同じく"ジョーカー"を脅威と感じ別行動している"世界"のカードたちを守るために動き出す。お約束の占いトラブルがありつつも、たどり着いたのは極寒の東欧。移動の最中タロット少女たちは戦いへの決意と、戦いが終わってからのことを語らうのだったが-事態は予想だにしない方向に進み!?キスから始まる学園アルカナラブコメディ、堂々の完結編。
感想・レビュー・書評
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シリーズ最終巻。
真冬はジョーカーとの戦いに敗れ、アメジスティアがさらわれてしまいます。秋人は彼女を奪還するために戦いにいどむ決意を固め、真冬もみずからの力の限界を悟り、秋人に協力することになります。
真冬チームが合流したことで一気にヒロイン増員となり、それぞれのキャラクターを生かしきれずに終わってしまった感があります。もっとも、これまでも猪熊操やモイラなど、あえて放置扱いしてきたキャラクターもいたので、それはそれでいっこうにかまわないのですが、最終巻ということでルイーダ送りにする暇もなく戦闘チームに抱え込むことになってしまい、ストーリー進行の足かせになってしまっています。さらに敵方も、ジョーカー、四阿久遠(あずまや・くおん)、そして彼を動かしていた真の黒幕と、たたみかけるように正体が明かされており、締めくくりを急ぎすぎた印象はいなめません。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
9784048701334 317p 2011・2・10 初版
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個人的な話をすれば、唐突感のある展開というか。駆け足で一気に行った様な展開は微妙だった。
端折るところは端折った感じで、結構な謎が残ってしまうという。敢えての伏線放置感はない。
まるで資金不足や発売日、ネタに困って挙げ句とりあえず纏めたエロゲの様な終わり方だった。
まあ好きな終わり方ではあったけどね。