電波女と青春男(8) (電撃文庫 い 9-20)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
3.63
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本棚登録 : 616
感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048704304

作品紹介・あらすじ

リトルスマキンが襲来した。具体的には、ミニマムサイズの布団ぐーるぐるな存在が、俺と藤和エリオの前に現れた。うん、この展開。本来だったら「この地球外生命体みたいなやつの目的とは!?」なんて気張るところなんだろうが、このリトルスマキンにそんな期待(?)をしても意味がなさそうだった。しかし、俺はこいつと出会って思い知ったことがある。青春ポイントの低下要因であったはずの藤和エリオ。俺は彼女に、どれだけ依存していたかってことを-。

感想・レビュー・書評

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  • ライトノベル

  •  積読本消化・処理方針確定のため読了。
     ラストの本巻自体、基本的には1巻の焼き直しに近く、そういう意味でも、全体で見れば1巻が全てで、続巻は付け足し気味の印象を残す。確かに、引きこもりエリオに友人らができたという点を成長というなら、そのとおりかもしれない。が、生きる糧、未来への願いとしての「宇宙飛行士になりたい」というエリオの思いの再構築は、精々小学生の夢レベルで、高校生相当年齢での職業願望としては甚だ心もとなく、正直殆ど何も変わっていないとの印象が強い。一方、従兄妹という間柄の真とエリオとの関係はどうか?。
    電波女エリオに焦点が当たる本作では微妙な立ち居地と言わざるを得ない。勿論、そんな「電波な部分」への対応を含め、成る程、真はかなり寛容な性格の持ち主である。とはいえ、自身の行動原理は常識人の範疇に見える。そんな真にとって、エリオの存在は家族・親族の意識が勝り、恋愛とは遠い地平にあるように感じた。彼女に対する性的欲求も余り描かれないしね。他方、流子・前川との関係も宙ぶらりんなままの本作では、青春男の面は日常描写を著しく超えはせず、タイトルに相異し「電波女から青春女へ」というのが相応しいように思うラストであった

  • シリーズ最終巻。
    リトルスマキンとは一体。。
    ただこのちょっとした不思議さがこの作品の魅力だったのかも、と思いました。

  • 9784048704304 222p 2011・4・10 初版

  • 最終巻でこれまで出てきたキャラクターがほぼ登場していた。
    一巻でやっていたことをもう一度行っていたり一巻で出てきたスマキンがエリオとは別に登場していたりと最初の物語を意識しているように感じた。
    前回同様オチが分かりにくい。
    作者は何を言いたかったのだろうか。

  •  俺たちは、地球人でした。

  • 妄想からリトルスマキンの襲来。
    SF版を読むとなんとなく分かるような分からないような。
    リトルスマキンの襲来には社が関係あってつまり社が首謀者?ん?
    結局宇宙人ってなんだったのか、エリオの過去ってなんだったのか。
    そもそもどうしてこうなったのか。
    なんとも投げやりな最終巻だなーと思いました。
    エリオの神秘性を重視した結果なのだろうか。曖昧にすることで妄想膨らむ的な。

  • 突如現れたリトルスマキン.
    それに触発されてスマキン再び!
    更に何故か大供さんもスマキンに!
    どんどん増殖していくスマキン….
    このままでは世界中がスマキンになってしまう.
    このスマキンパンデミックをにわちは止めることができるのだろうか!?

    はい,そんなわけでとりあえず最終巻です?
    まだSF版が残ってるけど.
    面白かったお.
    うん,シリーズ通しての感想だけど.
    というか,そんなに面白くない話がなかったのは凄いね.

    あ,冒頭に書いたアレは半分くらい嘘なので間に受けないように.

  • なんか変なの出た(笑)
    フラッシュバックですね

    またややこしい去り方しますよね
    ヤシロ同様、結局どっちなのか分からない・・・

    まあ、慣れましたけどね
    (マコトに同情・・・)

  • 青春ってほんと素敵です。僕の人生、まだまだこれからってよく言う先輩がいますが、青春の観点から鑑みれば、やっぱり悲しくなってきます。涙が流れます。透明で青色で海のような涙です。ぽろぽろと、じゅるじゅると。青春は必要です。このものがたりで補完します。1,2,3,4,5---よし、もう一回読むか。もう一回アニメ見るか。人間先生ばんざーい!かっこいいぞー。

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著者プロフィール

電撃文庫『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』『電波女と青春男』シリーズなどを執筆

「2023年 『安達としまむら(5)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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