海辺の扉 下

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048726238

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  • 息子の死。罪の意識と葛藤をしつつも、立ち上がる主人公。

    ギリシャを舞台に繰り広げられる

    「再会」をテーマとした 生命を描く壮大なストーリー。

    永遠の命とは?

  • 宇野満典は息子を誤って死なせてしまった。その息子との「再会」は果たして起こりえることなのだろうか。

    誰しも生きていくうちに、人との永遠の別れを経験する。その失われた生命との再開。傷つき乗り越えられない自分自身の再生をギリシャを主な舞台に描いている。

    この作品でも宮本輝さんは、目に見えない如何とも開け難い「重い扉の開け方」を主人公を通して伝えてくれている。意味の無いものなんて無い、このような言葉がどこからか聴こえてきた。

    「エミ」という名前は、二人の頭文字からつけた名前なのかなァ。

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著者プロフィール

1947年兵庫生まれ。追手門学院大学文学部卒。「泥の河」で第13回太宰治賞を受賞し、デビュー。「蛍川」で第78回芥川龍之介賞、「優俊」で吉川英治文学賞を、歴代最年少で受賞する。以後「花の降る午後」「草原の椅子」など、数々の作品を執筆する傍ら、芥川賞の選考委員も務める。2000年には紫綬勲章を受章。

「2018年 『螢川』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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