- Amazon.co.jp ・本 (409ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048730785
感想・レビュー・書評
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作家アリスシリーズ八作目。
装丁をはじめとして、夕日や火事の炎など作中の様々な所で、「朱色」という色を意識させる作品です。
ほんの些細な事柄から、真相を導き出す火村助教授がいつもながら素晴らしい。
太陽信仰や推理小説について語る場面も興味深く、つい引き込まれてしまいます。
ちょっと異質かと思う動機も、この作品の雰囲気には合っているような気がしました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
策師策に溺れる。確かに自分が弄した策ならば抜け出すことも簡単と思いがち。しかし、世の中には自分より頭の良い人間は自分程度が考えつく程度の策は簡単に見破ってしまう。完全犯罪は難しい。でもあれだけのヒントだけで全てを見通してしまう火村先生はすごいな(笑)
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まあまあ。
朱色について色々出てくる。
最終的には先入観が鍵になる、とは思うけれども、そこまで印象に残らないのは朱色や犯人のことが強すぎるからかもしれない。 -
作家アリスシリーズ。
火村先生がゼミ生から2年前の放火事件を調査を頼まれる事から始まる。
物語は2部構成のようになっており、事件自体も面白いが、
ラストの夕日の場面で心情の描き方がよかった。
あと火村先生の闇が少し明らかになる。 -
これがいちばん好き。
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1998年11月7日読了。
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再読。内容はすっかり忘れていた。トリックは「なるほど~」と思ったが、理由付けが少し貧弱に思う。ああいう理由だけで普通の人は殺人はおかさないと思うが。リスクが高すぎる。