償いの椅子

著者 :
  • KADOKAWA
3.30
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本棚登録 : 62
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (433ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048733175

作品紹介・あらすじ

その夜の銃弾は、友と、足を奪った-。5年後、足跡を轍にかえて、男は戻った。やり残した仕事を終えるため、そして自らを慕う幼い姉弟のために。公安、警察、巨大な裏組織との対決、そして父子愛。新潮ミステリー倶楽部賞から4年。圧倒的なスケールで描く大型冒険小説。

感想・レビュー・書評

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  • *その夜の銃弾は、友と、足を奪った―。5年後、足跡を轍にかえて、男は戻った。やり残した仕事を終えるため、そして自らを慕う幼い姉弟のために。公安、警察、巨大な裏組織との対決、そして父子愛。圧倒的なスケールで描く大型冒険小説*
    「約束の森」がとても良かったので、まずはこちらをお取り寄せ。復讐を胸に、独り戦いを挑む車椅子の主人公がやたら寡黙でカッコいいけど、そこに虐待された甥姪や、絶対に譲れないそれぞれの矜持などが絡み合い、絶妙な人情味溢れた作品に。登場人物や背景がやや複雑で難解だったので、☆は3つ。

  • 主人公の能見さんが格好良すぎる。
    まさにハードボイルド。
    車椅子でのアクションは映画さながら。って文字を追っているのに映像や銃声が聞こえてくるかのよう。

    登場人物が多すぎて、把握できないままにお話を読んでしまったのが心残り。ようやく後半すぎてからと南條さんの悪グループの面々と警察の関係がのみこめてきて、一気にお話が加速し、どうなるのか手に汗握る展開だった。

    梢ちゃんと充くんに救われた場面もとても良かった。

    再読したらもっともっと人物像の裏の裏まで読み通せそうな気がするなぁ。
    時間があればトライしてみたい。

  • そんなに動けるかなぁ?

  • 最高!
    かっこいい、

  • 5年間消息を絶っていた男が、車椅子に乗って戻ってきた。

    場面場面は面白いんだけれど
    なぜか読んでいて登場人物が整理できなくって
    いまひとつ入り込めなかった。
    最近こんなのばっかだから、体調不良のせいもあるのかも。

    〔図書館・初読・5/12読了〕

  • 登場人物がちょっと多くて読みづらい感じもするけど、こういうハードボイルド物は嫌いではないのでまあまあ面白かった。

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著者プロフィール

1970年、岩手県花巻市生まれ。99年、『愛こそすべて、と愚か者は言った』で第三回新潮ミステリー倶楽部賞・高見浩特別賞を受賞。他の著書に『償いの椅子』『天国の扉』『ライオンの冬』などがある。

「2012年 『握りしめた欠片』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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