ガッコの先生

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048733496

感想・レビュー・書評

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  • 大阪から東京に出てきた新米教師が、

    日本一のクラスを作ろうと小学生にハートでぶつかっていくドラマ。

    金八先生と夏目漱石のぼっちゃんを足して2で割ったようなお話。

    自分の考え方があって、それを貫いていく。

    先生同士の人間関係も結構面白く、

    子どもたちとの信頼関係が生まれてだんだん味方してくれる子どもが増えていくという

    典型的な展開ですが、なかなか面白かったです。

    どうも、2000年前後のテレビドラマの脚本を小説化したもののようです。

    なるほどね。そんな感じですわ。流行ったものね。


    ドラマだから・・・、と言いたくないのは、

    子どもに素直に謝るシーンで、「先生、プライドないんですか?」

    と言われて、「悪いと思ったことは素直に謝る。それが俺のプライドなんや」

    と返すシーン。

    そうそう。

    シンプルなことなんですが、ちゃんと子どもを一人の人間として扱ってやること。

    信頼できる大人って、そういうことができる人間なんだと思う。

    頭ごなしに怒っても、子どもは子どもを演じる役に徹してしまうんじゃないでしょうか。

    大人を演じる子どもを育てないといけないんですよね、きっとね。

  • 2001 年のドラマの小説化ということを全く知らずに、勧められて読んだ。
    よくあるジャンルの話だが、小五で子供が先生に大真面目に惚れるものだろうかと思った。それを男女共に取り上げるとは。自分の世代との差なんだろうか。それとも、当時もそういう子はいたのか?

  •  ドラマの小説版。よくある学校物と言ったお話。小学校を舞台に臨時教師が生徒のために奮闘すると言った、どこかで見たことのあるような内容。でも涙させられそうになる場面もあり、暖かくなる話なので、結構おすすめです。

  • ドラマが好き過ぎて買ってしまった本。これも何度読んでも飽きなーい!野村君可愛いなあもう(・・・)

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著者プロフィール

大阪府出身。TBS系ドラマ「卒業」にて脚本家デビュー。二〇〇八年に橋田賞を受賞したほか、一〇年に大河ドラマ「天地人」でエランドール賞、一六年に映画「海難1890」で日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞。主な映像作品として、映画「天外者」「利休にたずねよ」、ドラマ「若葉のころ」「青の時代」「どんど晴れ」(NHK連続テレビ小説)、「花嫁のれん」など。著書に『花嫁のれん大女将の遺言』、原作に漫画『花嫁のれん』などがある。

「2023年 『花嫁のれん 老舗破門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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